
新築一戸建の購入を検討する際、真っ先に考えないといけないのは、「無理なく負担できる住宅ローンの月々の返済額」となりますが、どのように計算したら良いのか、我が家で住宅ローンを組む際に考えたコトを挙げていきます。
- 無理なく負担できる適正な住宅ローンのイメージ
- 我が家が考えた住宅ローンで支払える月額
- 住宅ローン以外の支出も忘れずに計算しましょう
賃貸住宅を借りる際は収入の1/3が家賃の適正価格と不動産業界のヒトは言うそうですが、本当に収入の1/3を家賃に回せるかどうかはヒトそれぞれですね。
賃貸であるならば、例え失敗したとしても家のランクを下げて引っ越せば月額の支払いを下げるコトができますが、家を購入するとなりますとカンタンには月額の支払いを下げるコトはできません。
我が家では月々の支出などを分析して計算したところ、新築一戸建を建てるのであれば、あまり生活スタイルを変えずに月額131,500円の住宅ローンならばなんとか支払う事ができる可能性が高いという結論に至りました。
我が家がどのようにして住宅ローンにまわすコトができる金額を割り出したのかを、我が家のケースを参考に説明していきたいと考えます。
無理なく負担できる月々の住宅ローン
毎月使うお金は年収、家族の人数、年齢や家庭の状況など人それぞれ金銭感覚が違うと考えますので、ご自分の環境にあわせて住宅ローンを組むべきですね。
例えばですが、ワタクシは喫煙者なのでタバコは無駄であるとはわかっており、タバコをやめれば月に1万円以上は節約できますが、ワタクシはタバコをやめる気はありません。
現状の家計を分析して、あまり生活スタイルを変えずに住宅ローン返済にまわすコトのできる金額はいくらか考えていきましょう。
毎月の固定費を整理しよう
毎月の固定費を皆様はしっかり把握しておりますでしょうか?
我が家は結構テキトーなのであまり月々の出費を把握しておりませんでしたので最初に固定費の整理をして、毎月の固定費がいくらかかっているのかを正確に把握するところから始めました。
- 新築一戸建へ引越して100%住宅ローン返済に充てらるお金
- 新築一戸建へ引越した後住宅ローン返済に充てられるお金
- プランの見直しなどで削れる固定費
3つの種類の固定費にわけて、新築一戸建へ引っ越すコトによって固定費がどのように変化するのか考えていきましょう。
新築一戸建てへ引越して100%住宅ローンに充てられるお金
新築一戸建へ引越すと100%住宅ローンの返済に充てられるお金とは、賃貸アパートの家賃、駐車場代が考えられますね。
賃貸アパートの家賃 | 87,000円 |
車のローンも含めてもアリだけど将来を想像
車のローンを抱えていると住宅ローンの審査に通りづらくなりますので、住宅ローンを組む前に車のローンは返済するコトになるケースが多いでしょう。
車のローン完済 | 30,000円 |
車を処分して車なしで生活するのであれば車のローンで支払っていた金額を完全に住宅ローンで支払える金額の一部として考えて問題ありませんが、我が家は田舎暮らしで車が無いと不便な地域に住んでおります。
あと10年くらいは車は買い換えずに済むと期待しておりますが、住宅ローンを返済するまでに車を買い換えるタイミングはやってくるでしょう。
車を買い換える時にはどうするか考えておかないといけませんので、我が家は限界の住宅ローンは組まずに「なんとか貯金しておく」というコトにしました。
新築一戸建てへ引越した後、住宅ローン返済に充てられるお金
新築一戸建へ引越した後に住宅ローン返済に充てられるお金とは、環境が変わるコトによって変化する光熱費などのお金となります。
我が家のように寒冷地で都市ガスが通ってない賃貸アパートからオール電化の新築一戸建を検討するケースなどは結構大きく光熱費が変化すると言えるでしょう。
オール電化を検討してみよう
我が家は賃貸アパートを借りている市内でオール電化の新築一戸建を建てますので光熱費の内訳が大きく変化するコトになります。
我が家の現状の光熱費は以下の通りです。
電気代 | 18,000円 |
ガス代 | 8,000円 |
水道代 | 4,000円 |
灯油代(冬限定だけど年間割) | 2,000円 |
ソーラーパネルは節約になるか
リフォームする際でもOKですが新築一戸建を建てるなら「ソーラーパネル」を検討することも月々の支払いを減らすコトができる可能性があります。
プランの見直しなどで削れる月々の支払い
プランの見直しで削れる固定費は新築一戸建の購入がだいぶ先の方や購入を検討していない方でもおすすめですが、やってみると意外と固定費が削れたりします。
固定電話を現在使っている方は電話番号は変わってしまいますが、固定電話をネットのプランの中に組み込むコトも可能で固定電話を使っているよりもだいぶ安くなったります。
引越しに伴って携帯・ネットのプラン見直し
我が家は移住当初からテキトーに携帯やネットを契約しておりましたが、夫婦二人ともauの携帯と使っているにも関わらずネットがソフトバンク光だったりしてバラバラでした。
新築一戸建へ引越すタイミングで、夫婦二人で使用している携帯電話のプランをauショップで見直してau系列のインターネット契約を検討するコトで月々の支払いが節約できたりしますので検討しました。
長野県と中部・東海地方の場合はau系列のインターネットは「コミュファ光」というサービスになります。
長野県と中部・東海地方以外でauの携帯をお使いの方はコチラを検討すると良いでしょう。
ソフトバンクのインターネット
ソフトバンクもネットと携帯を連携させて月々の支払いを節約できるサービスがありますので掲載しておきます。
ドコモのインターネット
ドコモにもネットと携帯を連携させて月々の支払いを節約できるサービスがありますので掲載しておきます。
新築一戸建を機にプラン見直しはおすすめです
新築一戸建へ引越すと同時にネットの契約を新しくすると、ネットの契約を変えるだけで既存のネット契約の解約手数料を払ってもらえてキャッシュバックなどもありますので、結構良いのではないかと考えます。
住宅ローンの月々支払いに換算できるコト
他にも住宅ローンの月額に換算できるコトとして、生活の見直しと新築一戸建を建てるコトによって受けられる住宅ローン減税や補助金も住宅ローンに換算しても良いと言えます。
生活の見直し
生活の見直しに関しては我が家以外にはあまり該当しないかもしれませんが、我が家は賃貸アパートのキッチンが狭いせいでやる気がおきないコトと夫婦二人とも別々の自営業で仕事を持っているせいか我が家は外食率が極めて高いです。
新築一戸建を建てる際にキッチンを使いやすく作ったら外食の回数が減って自炊する割合が減るのではないかと考えました。
夫婦二人で1回の外食で平均3,000円程度使っておりますが、自炊にするコトができれば高くみつもっても夫婦二人で500円程度にできる可能性は高いと考えました。
減税と各種補助金を住宅ローンに換算
新築一戸建を建てると国が主体となっている「住宅ローン減税」や「すまい給付金」、市や県で出る新築一戸建を建てたら出る補助金、移住者ならば移住するコトによる補助金など色々とあります。
お子様がいらっしゃればお子様に関する減税や補助金も計算にいれて良いと考えます。
我が家は関東から長野県S市の賃貸アパートへ引越して2年以上過ごしてから同じ市内に新築一戸建を建てるコトになりましたので移住者扱いはしてもらえませんでした。
田舎へ移住して新築一戸建を建てるのであれば、いきなり新築はお勧めしませんが1年程度、賃貸生活をして新築一戸建を建てると移住の補助金がもらえるので良いのではないかと考えます。
住宅ローン以外の将来の支出も忘れずに
これまでは住宅ローンに計算できるお金を計算していきましたが、新築一戸建を建てるコトによって発生する支出、お子様がいらっしゃればお子様にかかる支出、他に考えられる支出を計算した方が良いと言えるでしょう。
お子様にかかる支出
我が家は子供がおらず、予定もないのであまり考慮しておりませんが、お子様がいらっしゃる方はお子様の成長と共にかかる支出を考慮して住宅ローンを計算した方が良いと言えるでしょう。
住宅ローンは35年で計算できますが、お子様にかかる費用はもっと短いスパンで計算しなくてはいけませんので、月額換算すると結構な金額になります。
例えばですが、新築一戸建の購入を検討する方はお子様ができて賃貸が手狭になってくるような方が多いと考えますので、2歳と5歳のお子様がいらっしゃったとしましょう。
お子様二人とも全部公立だと一人あたり1,000万円と言われますが、18年以内に2,000万円支出するコトになりますね。
お子様にかかる支出は最低限で計算すると、私立に行った時に計算が狂うコトになりますので、少し多めに計算した方が良いと考えます。
田舎なら車にかかる支出
田舎で新築一戸建を建てるのであれば車の所有は必須となり、車のローンがない状態でも、車は所有しているだけでお金がかかりますし、乗るとさらにお金がかかりますね。
車にかかる支出は結構大きくて、車のローンがない状態で、我が家のように車を通勤に使っておらずホドホドに乗るだけでも1台あたり月額14,500円かかる計算になります。
我が家は車が1台なので車のために月額14,500円支出しているコトになります。
固定資産税を忘れないようにしましょう
ギリギリの住宅ローンを組むと新築一戸建を建てた5年ごあたりから重くのしかかってくる「固定資産税」という厄介な税金があります。
我が家の住宅ローン
色々と計算すると我が家で支払うコトができる住宅ローンの月額が見えてきますね。
月々に出せるお金の計算
一ヶ月あたりに負担できるお金と一ヶ月あたりに出ていく支出が計算できましたので、住宅ローンに払える金額が見えてきますね。
月々に出せるお金
現状の生活をあまり変更せずに住宅ローンに回せる金額は以下の通りとなります。
新築一戸建へ引越して100%住宅ローン返済に充てられるお金 | 117,000円 |
新築一戸建へ引越すと住宅ローン返済に充てられるお金 | 3,000円 |
プランの見直しなどで削れる固定費 | 2,000円 |
生活の見直し | 25,000円 |
減税や補助金 | 9,000円 |
月々の支出
子供にかかる支出 | 0円 |
車にかかる支出 | 14,500円 |
固定資産税 | 10,000円 |
我が家は子供がいなくて、子供予定もないので一ヶ月あたりの支出の計算が狂う可能性は低めですが、お子様がいらっしゃる方は、お子様の支出は多めに計算した方が良いと考えます。
月々に出せるお金を計算
一ヶ月あたり、住宅ローンの返済に充てるコトのできるお金と新築一戸建を建てたらかかる固定資産税、未来の支出などを想像すると、どのような住宅ローンを組むのが適正か見えてきますね。
月々負担できる住宅ローンと家の価格
一ヶ月あたりに負担できる金額が見えてくると、現在の生活をあまり変えずに新築一戸建にかけるコトができる費用が見えて参ります。
一ヶ月あたり負担できる費用が見えてきたら、住宅ローンは色々と種類があって複雑で、選ぶ住宅ローンによって正確な金額は異なってきますが、「fa-share-square-oフラット35のシミュレーター」を使って大体の金額がわかります。
「毎月返済額」の部分に計算した「一ヶ月あたりに出せるお金」を入力し、「融資金利」の欄には「最新の金利情報」から一番安い金利でOKですので入力し、他はいじらないで「計算する」を押せば、新築一戸建にかけられる大体の費用が見えてきます。
我が家のケースで言うと、35年ローンで毎月返済額が13.2万円、融資金利が1.24%となりまして、4,495万円があまり生活を変えずに支払うコトができる住宅ローンとなりました。
新築一戸建を建てる際は勉強するコトが多く、住宅ローンに関するコトだけでも知っておいた方が良いコトが沢山あって大変ですが、大事なコトですのでしっかりと調べた方が良いです。
ハウスメーカーや工務店も頼めば銀行などを紹介してくれたりもしますが、金利が一番安い銀行を紹介してくれるわけではなく、付き合いのある銀行を紹介してくれる可能性が高いでしょう。
それでは皆様も素敵な新築ライフを!