
新築一戸建を購入して住宅ローンを組むと長い期間住宅ローンの返済を続けることになりますが、住宅ローンの返済途中にお金を貸してくれた銀行が倒産する可能性もありますよね。
- 住宅ローン返済中にお金を貸してくれた銀行が倒産したらどうなるのか
- 銀行が倒産して住宅ローンが別の銀行に引き継がれたら条件は?
- 銀行が倒産しても住宅ローンの一括返済は求められません
新築一戸建を購入するのであれば、住宅ローンを組んでお金を貸してくれた銀行が倒産すると皆様が組んだ住宅ローンがどうなるか気になりますよね。
銀行が倒産したら住宅ローンが消えて無くなるのであれば、経営状態の悪い銀行からお金を借りると、住宅ローンの返済期限内に倒産したら美味しいコトになりますので、倒産を期待して経営状態の悪い銀行で住宅ローンを組むという戦略も考えられます。
しかし、住宅ローン返済中に銀行が「倒産しそうだから一括で金を返してください」と、言われる可能性があるなら経営状態の悪い銀行は避けたいですね。
結論から申し上げますと、住宅ローンは銀行が破産しても消えて無くなるコトはありませんし、一括で返済を求められるコトもありません。
住宅ローン返済中に銀行が倒産する可能性はある
新築一戸建を購入し、住宅ローンを組むと返済期間は限界の35年とまではいかなくても20年以上の住宅ローンを組むケースが多いでしょう。
20年後の未来を想像すると、2020年現在、日本の景気もあまり良くないことですし、「銀行を含めてどのような会社でも倒産する可能性はそれなりにあります」と言えるでしょう。
平成だけで考えても、盤石で倒産などは想像もできなかったような大手企業が倒産したり、経営状況の悪化で、買収されたり吸収合併されるコトも発生しております。
銀行の経営も盤石ではない
銀行業界だけで考えても、平成元年にあった銀行は合併を繰り返してだいぶ数が減っていますので、新築一戸建をこれから建てる時にお金を貸してくれた銀行も例外なく倒産する可能性があると言えるでしょう。
現在40歳のワタクシは昔作って、あまり使っていない銀行口座がいまではどこの銀行に持っていけばいいのかよくわからないような状況になっております。
銀行が倒産すると住宅ローンは?
銀行が倒産する可能性がそれなりにある2020年現在、住宅ローンのお金を貸してくれた銀行が倒産した場合はどうなるのでしょうか?
銀行が倒産すると皆様が組んだ住宅ローンがどうなるのか気になるところですが、お金を貸してくれた銀行が倒産した場合、住宅ローンの返済は新しい銀行に引き継がれます。
銀行が倒産したら住宅ローンの一括返済を求められるのか?
お金を貸してくれた銀行が倒産し、住宅ローンを引き継いだ新しい銀行が住宅ローンの一括返済を求められることや、購入した新築一戸建を取り上げられることはありません。
基本的には契約した内容が引き継がれて、新しい銀行へ住宅ローンの返済をすることになりますが、契約内容が引き継がれないこともあります。
住宅ローンを組む際は、銀行が倒産した場合の契約内容がどうなるかを確認しておく事も大事でしょう。
因みにですが、我が家がお世話になるフラット35の場合、銀行からお金を借りてもすぐに国が運営する機関に債権が譲渡されますので、住宅ローンの条件が変更になることはありません。
住宅ローンは銀行が倒産しても残る
住宅ローンを組んだ場合に、お金を貸してくれた銀行が倒産したらチャラになるのであれば、あまり経営状況のよくない銀行からお金を借りると、将来的に住宅ローンがなくなるのではないかと、ワタクシは住宅ローンを組む前に考えました。
住宅ローンのコトを勉強すると、銀行が倒産しても住宅ローンはなくならないので、銀行の経営状況は住宅ローンを選ぶ基準にはならないということになります。
新築一戸建の購入を決めて、住宅ローンを組む際はちゃんと最後まで無理なく返済できる計画を立てることが大切となります。
万が一返済が計画通りいかなかった場合も、あまり考えたくないですが、イメージしておいた方が良いですね。
新築一戸建を建てる際は、間取り作りや設備の勉強と比較すると、住宅ローン関連は地味であまり楽しくない勉強となるでしょうが、長期で返済するコトを考えるとしっかり勉強した方が良いと言えます。
それでは皆様も素敵な新築ライフを!