住宅ローンの元利均等返済と元金均等返済の意味と違いについて勉強し、どちらがどんな人にあっているのかについて考えます。
我が家では毎月の支払いが安定する方が楽なので元利均等返済の住宅ローンを選びました。
元利均等返済と元金均等返済って一文字しか違わないのに、意味は大分違いますので解説していきます。
以前の記事で我が家は固定金利を選ぶことにしました。
金利の種類を選んだら、次に「元利均等返済」と「元金均等返済」を選ぶことになります。
元利均等返済と元金均等返済の意味
元利均等返済と元金均等返済のそれぞれの意味とメリットとデメリットを考えていきましょう。
元利均等返済とは
毎月支払う返済額が一定となる返済方法でフラット35で元利均等返済にすると、35年間毎月同じ金額で住宅ローンを返す事ができます。
元利均等返済のメリット
- 毎月の返済金額が一定なので、返済計画が立てやすい。
- 元金均等返済と比較すると、最初の支払いが少ない。
元利均等返済のデメリット
- 同じ借入期間なら、元金均等返済よりも総返済額が多くなる。
- 借入金の残高の減りが遅い。
元利均等返済が向いていると思われる人
定年がない職業や、65歳までに住宅ローンの返済が完了する場合はこちらの方がいいかもしれません。
元金均等返済とは
毎月支払う返済額のうち、元金の額が一定となる返済方法で、月々の返済額が最初は多めで後から月々に返済額減っていくため、後で楽するなら元金均等返済が良いでしょう。
元金均等返済のメリット
- 返済額が返済が進むにつれて少なくなっていく。
- 元利均等返済と比較すると、総返済額が少ない。
元金均等返済のデメリット
- 序盤の住宅ローン返済が辛い。
- 最初の支払いが多いので借入の時、要求される収入も多め。
元金均等返済が向いていると思われる人
サラリーマンや公務員等、定年がある職業で住宅ローンの返済完了が定年後まで続くような場合の住宅ローンは元金均等返済の方が良いかもしれません。
「元金均等返済」は金利が低ければ低いほど、「元利均等返済」との総返済額の差がなくなりますので、史上最低金利に近い2018年ではあまりメリットがないかもしれません。
現在の金利での元利均等返済と元金均等返済
超低金利の2018年現在の住宅ローンだと、昔よりも「元金均等返済」の返済総額の軽減効果が小さくなるようですが、「元利均等返済」よりも利子は少ないです。
元利均等返済と元金均等返済のシミュレーション
2018年10時点での金利である、フラット35 金利1.41%でみてみましょう。
シミュレーションサイト「fa-share-square-o返済プラン比較シミュレーション」というサイトで計算しています。
表のプラン1は「元利均等返済」、プラン2は「元金均等返済」となります。
プラン1は住宅ローン返済まで毎月105,628円の返済額は一緒ですが、プラン2の月々の支払いの変動を見ていきましょう。
最初は「元利均等返済」よりも2万円弱月々の返済が高くなりますが、16年目あたりで同じ金額になり、35年目付近では2万円強安くなっていきます。
住宅ローンの総返済額も「元金均等返済」の方が70万円程安くなりますので、最初の高めの支払いを切り抜けられるなら「元金均等返済」の方がお得と言えるでしょう。
因みに「元利均等返済」より安くなる70万円を35年の住宅ローンで考えると年間2万円、月額1666円となります。
我が家は元利均等返済
我が家は夫婦二人とも別々に自営業を営んでおりますので定年がなく、子供もいないので毎月決まった金額を支払う方が楽であると考えました。
月々の収入さえ安定すれば元利均等返済
常に色々と勉強していけばお金はソコソコ稼げると思っておりますので毎月の支払いさえ死守すれば良い「元利均等返済」で住宅ローンを組もうと考えております。
あまり月額の返済額が多くなると最初きついですし、支払い総額は多くなるけど子供がいない事から予定外の出費があまりないと思っております。
毎月の支払いさえ死守すれば良い「元利均等返済」がいいかなと思いますし、余裕ができたら繰り上げ返済という方法もありますしね。
我が家は利子よりも安定返済を選びましたが、限界まで金利を抑えるのであればシミュレーションするのもいいかもしれません。
この記事を書いた後、我が家は2018年12月に無事住宅ローンの審査に通りました。
それでは皆様も素敵な新築ライフを!