新築一戸建を手に入れるために住宅ローンを組むことを考える際に、ワタクシが想像した事は一生のうちに稼ぐ事ができるお金、一生のうちに使うお金、一生のうちに住宅に使えるお金の事です。
未来のことはわからないので、正確な金額を出すことは難しいでしょうが、現在までの収入とお金の使い方を一生続けた場合、どうなるかはイメージできますね。
一生でいくら稼げるかをイメージ
皆様は一生のうちにいくら稼ぐ事ができるか想像したことがありますか?
少し厳しめに評価した方が良いと考えますが、ワタクシは住宅ローンを組んで新築一戸建を購入する前に考えました。
現状が続くならば
我が家は自営業ですので、サラリーマンや公務員の方と比べると安定感に欠けますが、良い時と悪い時の平均で想像しました。
年収と定年までの残りの期間でいくら稼ぐことができるかをみていきますが、65歳定年も怪しくなっているので、何歳まで働けるかもイメージしましょう。
年収 | 15年 | 25年 | 35年 | 45年 |
100万円 | 1,200万円 | 2,000万円 | 2,800万円 | 3,600万円 |
200万円 | 2,400万円 | 4,000万円 | 5,600万円 | 7,200万円 |
300万円 | 3,600万円 | 6,000万円 | 8,400万円 | 1億800万円 |
400万円 | 4,800万円 | 8,000万円 | 1億1,200万円 | 1億4,400万円 |
500万円 | 6,000万円 | 1億円 | 1億4,000万円 | 1億8,000万円 |
600万円 | 7,200万円 | 1億2,000万円 | 1億6,800万円 | 2億1,600万円 |
700万円 | 8,400万円 | 1億4,000万円 | 1億9,600万円 | 2億5,200万円 |
800万円 | 9,600万円 | 1億6,000万円 | 2億2,400万円 | 2億8,800万円 |
900万円 | 1億800万円 | 1億8,000万円 | 2億5,200万円 | 3億2,400万円 |
1000万円 | 1億2,000万円 | 2億円 | 2億8,000万円 | 3億6,000万円 |
正確な金額は人によって本当に異なり、ワタクシが全てを計算することが難しいので年収に対する大体の手取りは表のような感じになります。
いつまで働くのかを考える
2019年現在でも65歳も働いている方も結構多いと考えますが、将来的には更に増えるのではないかと考えております。
我が家は定年がない自営業で、働けるところまで働こうと考えておりますので、皆様もいつまで働くのかを考えましょう。
年金も想像しよう
20019年7月もいろいろと問題になっている年金ですが、減る可能性は高いけど貰えなくなることはないでしょうから、一生稼げるお金の計算に入れましょう。
85歳まで生きるとして、なるべく長く働いて70歳から年金を受け取り始めるとします。
月額 | 6万円 | 12万円 | 15万円 | 20万円 |
85歳の金額 | 1,080万円 | 2,160万円 | 2,700万円 | 3,600万円 |
上の段は月額6万円は国民年金を単身でもらう場合、12万円は国民年金を夫婦でもらう場合、その後は月額5万円刻みでみていきましょう。
月額 | 25万円 | 30万円 | 35万円 | 40万円 |
85歳の金額 | 4,500万円 | 5,400万円 | 6,300万円 | 7,200万円 |
月額30万円位年金がもらえるならば、早めに引退してもよさそうですね。
一生でいくら使うかをイメージ
一生のうちにいくら稼ぐ事ができるかをイメージしたら、住宅にかかる費用以外でいくら使うかをイメージしました。
死ぬまで毎月出て行く金額は同じだとするとこのようになります。
家計費 | 15年 | 25年 | 35年 | 45年 | 55年 |
10万円 | 1,800万円 | 3,000万円 | 4,200万円 | 5,400万円 | 6,600万円 |
13万円 | 2,340万円 | 3,900万円 | 5,460万円 | 7,020万円 | 8,580万円 |
16万円 | 2,880万円 | 4,800万円 | 6,720万円 | 8,640万円 | 1億560万円 |
19万円 | 3,420万円 | 5,700万円 | 7,980万円 | 1億260万円 | 1億2,540万円 |
22万円 | 3,960万円 | 6,600万円 | 9,240万円 | 1億1,880万円 | 1億4,520万円 |
25万円 | 4,500万円 | 7,500万円 | 1億500万円 | 1億3,500万円 | 1億6,500万円 |
28万円 | 5,040万円 | 8,400万円 | 1億1,760万円 | 1億5,120万円 | 1億8,480万円 |
31万円 | 5,580万円 | 9,300万円 | 1億3,020万円 | 1億6,740万円 | 2億460万円 |
34万円 | 6,120万円 | 1億200万円 | 1億4,280万円 | 1億8,360万円 | 2億2,440万円 |
37万円 | 6,660万円 | 1億1,100万円 | 1億5,540万円 | 1億9,980万円 | 2億4,420万円 |
40万円 | 7,200万円 | 1億2,000万円 | 1億6,800万円 | 2億1,600万円 | 2億6,400万円 |
43万円 | 7,740万円 | 1億2,900万円 | 1億8,060万円 | 2億3,220万円 | 2億8,380万円 |
46万円 | 8,280万円 | 1億3,800万円 | 1億9,320万円 | 2億4,840万円 | 3億360万円 |
49万円 | 8,820万円 | 1億4,700万円 | 2億580万円 | 2億6,460万円 | 3億2,340万円 |
52万円 | 9,360万円 | 1億5,600万円 | 2億1,840万円 | 2億8,080万円 | 3億4,320万円 |
毎月の家計の収支と、将来的にかかるであろう費用を想像しましょう。
一生で住宅にかける費用をイメージ
ワタクシは新築一戸建を購入する決断をする前までは、一生賃貸暮らしでも良いかと考えておりましたが、一生賃貸で過ごした場合に住宅にかかる費用と、新築一戸建を購入した場合に住宅にかかる費用を比較しました。
家賃 | 15年 | 25年 | 35年 | 45年 | 55年 |
6万円 | 1,080万円 | 1,800万円 | 2,520万円 | 3,240万円 | 3,960万円 |
8万円 | 1,440万円 | 2,400万円 | 3,360万円 | 4,320万円 | 5,280万円 |
10万円 | 1,800万円 | 3,000万円 | 4,200万円 | 5,400万円 | 6,600万円 |
12万円 | 2,160万円 | 3,600万円 | 5,040万円 | 6,480万円 | 7,920万円 |
14万円 | 2,520万円 | 4,200万円 | 5,880万円 | 7,560万円 | 9,240万円 |
16万円 | 2,880万円 | 4,800万円 | 6,720万円 | 8,640万円 | 1億560万円 |
18万円 | 3,240万円 | 5,400万円 | 7,560万円 | 9,720万円 | 1億1,880万円 |
20万円 | 3,600万円 | 6,000万円 | 8,400万円 | 1億800万円 | 1億3,200万円 |
一生賃貸でも絶対にかかるであろう費用を想像しましょう。
住宅ローンを組む前に考える事
一生のお金について、いろいろとリストアップしてみましたが、住宅ローンを考える前にあなたは一生でいくら稼げて、いくら使うのかを考えましょう。
我が家の住宅ローン
我が家は年収800万円相当で、残りの人生で働ける期間は35年程度、国民年金を夫婦二人で貰い、仕事が忙しいせいで外食が多いので毎月31万円程度使います。
我が家の一生の収入
我が家は今から住宅ローン返済が終わる75歳まで働いたとして入ってくる可能性が高いお金は、1億9,600万円となります。
年金に関しては夫婦二人とも会社員時代があったので国民年金と多少の厚生年金が貰えて、年金受給を70歳まで繰り上げるならば、夫婦二人で20万円に近い年金が貰える事になり、85歳まで生きたと考えるならば3,600万円の年金が入る事になります。
我が家の一生の支出
我が家の住宅費を除く支出は大体月額31万円程度となり、2019年現在は40歳ですので平均寿命よりちょっと長く生きた85歳まで考えると、死ぬまでに過ごす期間は残り45年となります。
住居費以外で、毎月31万円使って45年過ごすと、1億3,500万円となります。
住居費にかけても良い費用
一生で入ってくるお金を想像し、一生で使う費用を想像すると、2億3,200円から1億6,740万円を引いて6,460万円残ることになります。
我が家は4,300万円を借りて、フラット35を1.27%程度で借りる見込みですので、住宅にかかる費用は修繕費なしなら5,329万円となります。
実際は新築一戸建を建てると修繕費がかかるので、修繕費も考慮しましょう。
35年の住宅ローンを払い終えて、修繕費を考えても我が家のケースならば持ち家の方が有利となりました。
住宅ローンは35年ローンで考えるならば、タイムリミットがあるので考慮しましょう。
遺産が入る可能性
あとは少しズルイですが遺産が入る可能性がありますので、遺産を考慮せずに住宅ローンを組むことで多少計算が狂ってもなんとかなります。
住宅ローンを組む前のイメージ
一生で考えられる収入と支出のバランスをイメージすると住宅ローンにかけられる費用がわかるのではないでしょうか?
それでは皆様も素敵な新築ライフを!