新築一戸建を購入する際、多くのケースでは住宅ローンを組むでしょうが、住宅ローンは借金ですので早く返してスッキリしたいですよね。
我が家を含め、多くの方が住宅ローンの繰上げ返済を考えていると思いますので、繰上げ返済について勉強し、知った方が良いコトや注意点などを書いていきます。
住宅ローンの繰上げ返済を知ろう
住宅ローンの繰上げ返済にも2種類あって「期間短縮型」と「返済額軽減型」があり、それぞれ特徴があって繰上げ返済する場合には皆様にあった方法で返済すると良いと考えます。
期間短縮型の繰上げ返済
期間短縮型は住宅ローンを返済する期間を短くして、月々の返済額は変えない繰上げ返済となります。
期間短縮型の繰上げ返済は返済したお金がそのまま元金の返済にあてられるので、利息の軽減効果が高い返済方法となります。
返済額軽減型の繰上げ返済
返済額軽減型は住宅ローンを返済する期間は変えずに、月々の返済額を減らす繰上げ返済の方法となります。
返済額軽減型の繰上げ返済は利息の軽減効果は期間短縮型に比べると劣りますが、月額の支払いが減っていくので繰上げ返済したあとに効果がすぐに見える点が良いですね。
繰上げ返済の手数料に注意しよう
利用する住宅ローンにもよりますが、繰上げ返済をするにも手数料がかかる場合もあったり、繰上げ返済の最低返済額など条件が異なります。
一気に大きな金額を払う場合はあまり気にしなくても良いかもしれませんが、小出しで繰上げ返済して毎回手数料を払っていたりすると、利息は確かに減るけど手数料ががかかって繰上げ返済の意味があまりなくなることもあるでしょう。
繰上げ返済をする前にしっかりと計算して得するのか損するのかを考えて繰上げ返済をした方が良いと考えます。
繰上げ返済したあとのコト
繰上げ返済もいいですが、将来かかるおお金を計算した上で余ると判断したお金を繰上げ返済に回すべきと、ワタクシは考えます。
住宅ローンは金利が一番安いローンとなりますので、繰上げ返済をして手元にお金がなくなり、金利の高い別のローンを組まないといけない状況にったら損ですね。
2019年現在ですと、変動金利が0.5%前後で固定金利が1.5%前後の金利となりますが、これだけ金利の安いローンは他にはあまりないでしょう。
さらに住宅ローンとあわせて別のローンを組んでしまうと2種類のローンを返済しないといけないので、毎月の返済額も増えてしまって辛くなるでしょう。
繰上げ返済は一旦払ってしまうと、「やっぱり返してほしい!」と思っても返してくれません。
車の購入
田舎だと車社会ですので、例え新築一戸建と同時に新車を買ったとしても35年の住宅ローン返済中に車の買い替えが発生するでしょう。
車のローンは大体2〜3%程度の金利となりますので、住宅ローンを繰上げ返済をして車をローンで購入するよりも、車を一括で買えるだけの資金を残しておいた方が良いと言えるでしょう。
お子様の学費・教育費
お子様がいらっしゃる方は、学費・教育費が将来的にかかって来る可能性が高いのでお金を手元に残しておくべきと考えます。
住宅ローンを繰上げ返済したおかげで有利子の奨学金などを受けると3%程度の利子がつきますので、繰上げ返済するよりも奨学金などを受けずに済むようにした方が良いですね。
無利子の奨学金が受けられる場合は繰上げ返済した方がお得でしょうが、お子様の代わりに奨学金を返済するならば、お子様の卒業後に住宅ローンと一緒に奨学金の返済を毎月することになりますので、月額負担が大きくなります。
その他出費
その他、各家庭の状況によりかかるお金があると考えますが、イレギュラーな出費にも耐えられるようにお金は残しておきましょう。
などという事になるとお子様から印象が悪くなるかもしれませんので、住宅ローンは早く返済したいけど手元にお金を残すことも大切ですね。
我が家の繰上げ返済予定
我が家は夫婦二人とも自営業で、手元にお金を残したいので、一定の金額を超えた分を繰上げ返済に回す形になると考えております。
我が家は住宅も土地も大幅予算オーバーしておりますので、月額の支払いを予定通りの金額に戻せるくらいまでの返済額軽減型の繰上げ返済が良いかなとも考えております。
繰上げ返済で気になるコト
住宅ローンを組む前から気になっていたコトがありまして、住宅ローンを組む際に殆どの方が、万が一病気や死亡した場合に住宅ローンの返済が免除される保険をかけておりますよね?
住宅ローンの返済が免除される保険に該当する病気になった場合、繰上げ返済していてもしていなくても住宅ローンが免除されるので、繰上げ返済した分が損になるのではないかと考えております。
2019年現在はガンになったと聞くと絶望的な気分になるでしょうが、35年後にはガンなどの深刻な病気が簡単に治せる病気になっているのではないかと妄想しております。
とはいえ、繰上げ返済しない方がよいとは言い切れないので、ほどほどにしておいた方がよいと言えるでしょう。
それでは皆様も素敵な新築ライフを!