新築一戸建を購入する際は多くのケースで住宅ローンを組むと考えますが、最大期間の35年の住宅ローンを組むには、45歳までがタイムリミットで、80歳までに完済しないといけないという期限があるので知っておきましょう。
80歳まで住宅ローンを払い続けるには定年がなく80歳まで安定している職か、年金が沢山貰える人、不労所得がある人などでないと厳しいかもしれませんね。
なるべく早くといっても、引越ししなくても済む状況にしないと新築一戸建の購入は難しいと考えておりますので、引越ししなくても良い状況をなるべく早く作ることが大事ですね。
住宅ローンのタイムリミット
住宅ローンの完済時期は75歳〜80歳と決められておりますので、35年ローンで住宅を購入するのであれば、45歳が35年ローン開始のタイムリミットとなります。
なぜ80歳完済なのか
住宅ローンを組むには団体信用生命保険への加入が必要ですが、団体信用生命保険は80歳までが加入可能な年齢となります。
家が建つまでの逆算
住宅ローンを組んで新築一戸建を購入する場合、銀行がお金を貸してくれるタイミングは新築一戸建が完成した時となりますので、45歳までに新築一戸建を完成させなくてはいけません。
住宅ローンを組んで家が完成するまで、最低限のステップで逆算していきましょう。
住宅ローン審査の準備
住宅ローンの審査はクレッジトカードなどに滞納歴があると、消えるまでに滞納した時から2年間かかりますので滞納がある場合は、住宅の購入を決める2年前から準備が必要です。
携帯の滞納などで、知らずに滞納歴がつくことがありますのでご注意ください。
土地探し
新築一戸建を立てる際、土地選びはこだわりが多ければ多いほど、時間がかかる可能性が高く、我が家のように未完成の分譲地を購入すると土地で時間がかかります。
すぐに着工できる土地を選んだ場合はあまり気にしなくても良いですが、土地探しだけで1〜2年かける人もいるそうですので、土地でかかる時間はそれなりに長く見ておいた方が良いかもしれません。
家の打ち合わせ
新築一戸建を立てる際は打ち合わせ回数が結構多く、土日祝日のみで進めたりする場合は打ち合わせだけでも3、4ヶ月かかる可能性が高いと考えます。
着工から完成まで
建物の着工から完成までは各メーカーにもよるでしょうが、我が家が住宅の建設を依頼する桧家住宅の場合は、4ヶ月程度かかるとのことです。
工場で建物のパーツを組んでしまうようなハウスメーカーならもう少し早いかもしれませんね。
逆算すると
期間を多めに考えて逆算すると、新築一戸建は購入を決意してから住宅ローンを通す為の準備に2年、土地探し1年、家の打ち合わせ4ヶ月、工事期間4ヶ月かかることになります。
クレジットの滞納などがなければ住宅ローンを通すための準備の2年は不要ですが、準備期間を抜いても2年近くかかることになりますね。
どちらにしろ、新築一戸建を35年の住宅ローンで購入するつもりなら、41歳の時に住宅ローン審査を出してみた方が安心といえるでしょう。
ちなみに住宅ローンの審査でOKが出ると、3年以内に新築一戸建を完成させれば、銀行はお金を貸してくれることになります。
65歳過ぎてからの支払い
タイムリミットが近いからといって45歳であわてて家を購入する前に、65歳以降まで住宅ローンの返済が続くのであれば、考えることがあります。
定年後や収入が下がった時の返済
会社員や公務員の場合、2019年だと65歳で定年となる可能性がまだ高いので、65歳過ぎてからも住宅ローンを払い続けるのであれば、65歳以降の支払いについて考えないといけませんね。
退職金で住宅ローンを相殺できたり、年金で月々の支払いがまかなえるならあまり問題とはなりませんが、副業などを早めに覚えて、会社以外から収入を得る方法を準備しておくと良いかもしれません。
我が家が住宅購入を決めた時期は遅め
我が家も新築一戸建の購入を決断するのが少し遅めだったかなとは考えておりますが、66歳〜69歳頃に住宅ローンの返済が厳しかったら、相殺できるのではないかと一応計算して決断しました。
我が家は夫婦二人ともフリーランスのデザイナーのようなものですので、定年はありませんので、仕事は75歳まで続けることができると考えておりますが、繰上げ返済をなるべくしていきたいと考えております。
それでは皆様も素敵な新築ライフを!