注文住宅を建てるならコンセントも自由に配置できることになりますが、コンセントが自由に配置できる分、どのように配置して、どのようにブレーカー分けするのかを考えなくてはなりません。
我が家は自宅でパソコンを使って仕事をする自営業で、リビングを仕事場にしようと考えており、リンビングには電化製品を沢山おくことになります。
新築一戸建の先輩方の失敗談でもコンセント関連の失敗は比較的多いので、慎重に考えましょう。
ブレーカーが落ちる理由
ブレーカーが落ちる原因として考えられる事は、電力の使いすぎによりアンペアブレーカーが落ちる事、漏電により漏電ブレーカーが落ちる事、一箇所で電力を使いすぎた為に安全ブレーカーが落ちる場合があります。
各種ブレーカーが落ちた時の原因と対処方法を書いていきます。
アンペアブレーカー
アンペアブレーカーが落ちる原因は家の中の電化製品を一度に使いすぎて、契約しているアンペア数を超えてしまう事が原因となります。
アンペアブレーカーの復旧
アンペアブレーカーが落ちてしまったら電化製品のスイッチを切ってから、アンペアブレーカーを上げればOKです。
漏電ブレーカー
漏電ブレーカーが落ちるときは家のどこかで漏電している可能性があるのですぐにブレーカーを上げるのは危険です。
漏電ブレーカーの復旧
漏電ブレーカーが落ちたら、安全ブレーカーを全部落としてから、漏電ブレーカーを上げて安全ブレーカーを1箇所ずつあげて、漏電ブレーカーが落ちるかをチェックしましょう。
漏電している箇所を特定し、漏電している箇所のブレーカーを落としておけば、他の箇所は復旧してOKとなりますが、漏電している箇所は電力会社に連絡を入れて点検や復旧の依頼をしましょう。
安全ブレーカー
安全ブレーカーが落ちる原因としては、一つの安全ブレーカーのグループ内にあるコンセントで容量以上の電化製品を一気に動かす事に原因があります。
安全ブレーカーは契約アンペア数以外に、つまみ一つごとに使用できる電力の容量が決まっており、決められた容量以上の電力を使うと落ちます。
安全ブレーカーの復旧方法
安全ブレーカーの復旧方法はアンペアブレーカーと同様に電化製品の電源を切ってから、安全ブレーカーのつまみを上げると復旧できます。
可能であれば安全ブレーカーが落ちる原因となった電化製品のコンセントを変更すると良いでしょう。
ブレーカーを分けよう
ブレーカーを分けることにより安全ブレーカーが落ちるが落ちる可能性を減らすことができます。
電気を多く使う場所
多く電力を消費する家電につながるコンセントと安全ブレーカーのグループを分けることによって安全ブレーカーが原因でブレーカーが落ちる可能性を減らすことができます。
リビング
リビングはテレビと周辺機器、パソコンと周辺機器、加湿器や除湿機など比較的電化製品を多く使う場所になると考えます。
キッチン
キッチンはブレーカーが落ちる原因となる電子レンジを置く場所ですし、最近は便利なキッチン家電なども増えてきておりますので、家の中で電気を多く消費する場所となることが多いでしょう。
ダイニング
ダイニングもIHヒーターを使って鍋や焼肉をする、テレビを置くなど色々考えられますが、比較的電化製品を使う可能性がある場所ですね。
洗面所
洗面所もドライヤー、電気ヒーターなど、結構電化製品を使う場所と考えますので、使用する電化製品をそうぞうしておきましょう。
ブレーカーの事がわからなくても
電化製品をどこでたくさん使うかをイメージし、たくさん電化製品を使う部屋のコンセントと安全ブレーのグループを分けると良いでしょう。
パソコンと周辺機器は割とコンセントを多く使用しますし、テレビはDVDプレイヤーやスピーカーを別でつけていたり、ゲーム機を繋いだりすると多くコンセントを使用しますね。
ブレーカーの配線も後から変更すると高くつきますので、配電盤の安全ブレーカーを余らせるくらいならテキトーでも良いので分けたほうが良いのではないかと考えます。
とはいえ、安全ブレーカー一箇所あたりに繋いで動かせる電化製品もそれなりにありますので、一箇所に集中させない方が良いですが、それなりに繋いでも耐えられます。
我が家のブレーカー
我が家の配線計画ではリビングのコンセントは4グループに分けてもらい、キッチンのコンセントは3グループにわけてもらいました。
他の部屋は、特別多く電化製品を配置するわけではありませんので、お任せで上手く区切ってほしいと伝えました。
ブレーカーやコンセントなどは家が建った後で変更する事は難しいので、配置する電化製品などをなるべく具体的にイメージしてから考えた方が良いですね。
それでは皆様も素敵な新築ライフを!