田舎の寒冷地で新築一戸建の購入を決めた際、新築一戸建を建てる人はどのような人か気になりましたコトと、購入した家についての平均的なデータが気になりましたので調べてみました。
2019年11月末に我が家は無事新築一戸建を建てて現在住んでおりますが、平均的な住宅ローンを組む人が月額いくら返済しているのか、我が家で組んだ住宅ローンが適切なのかも検証していきます。
- 新築一戸建を建てる人の平均年収と自分の比較
- 皆がどんな家を建てているのか、データから検証
- 住宅に関する国のデータから適正な住宅ローンを知る
ワタクシは2018年11月頃までは新築一戸建の購入など考えたコトなく、一生賃貸でもOKと考えておりましたが、住宅ローン金利が低い状態が続いており、現在住んでいる長野県S市に長く住むコトになりですので、新築一戸建の購入を決めました。
新築一戸建を検討していた当初の予算よりもだいぶ高くなってしまいましたが、2019年11末に完成した我が家の一ヶ月の返済額は12.7万円となります。
他の人はどのような状況で新築一戸建を購入するのかが気になり、国土交通省の「fa-share-square-o平成30年度 住宅市場動向調査」を調べてみました。
グラフのデータだと新築一戸建以外のデータも掲載されておりますが、この記事では新築一戸建に焦点をあてていきますので、「注文住宅」と「分譲戸建住宅」のデータを見ていきます。
新築一戸建を買う人の環境の平均
新築一戸建を購入する人の年齢や家族構成などの環境は、どのような環境のヒトが多いか「住宅市場動向調査」のデータを見ていきましょう。
- 新築一戸建を購入する時の平均年齢
- 新築一戸建を購入する際の平均世帯収入
- 新築一戸建を購入する方の平均世帯人数
住宅市場動向調査のデータを見ると、新築一戸建を購入する方の平均的なデータがわかりますので皆様が新築一戸建を購入する際の参考になると考えます。
新築一戸建を購入する時の平均年齢
世間の皆様は平均的に何歳で新築一戸建を購入するのかを見ていくと、「注文住宅」と「注文住宅(新築)」の箇所を見ると注文住宅の平均年齢が「44.1歳」、注文住宅(新築)が「41.4歳」となっております。
ワタクシは2020年で41歳で、結婚している友人は一戸建やマンションを所有している方が多く、2019年11月に新築一戸建を建てたワタクシは住宅を所有するのは遅い方だと考えておりました。
新築一戸建を購入する際の平均世帯年収
新築一戸建を購入する方の平均世帯収入の「注文住宅(全国)」と「分譲戸建住宅」の欄に注目すると注文住宅(全国)665万円と分譲戸建住宅が694万円になりますね。
分譲戸建住宅の方が注文住宅(全国)よりも高い理由は三大都市圏内でも分譲戸建住宅はあるけど、グラフ内では分けていない結果と考えられます。
都市圏と田舎では新築一戸建の価格が大幅に違い、田舎で新築一戸建を建てるヒトの平均年収はこのグラフだと割り出しにくいですが、注文住宅(全国)と注文住宅(三大都市圏)と分譲戸建住宅の平均としましょう。
新築一戸建を購入する方の平均世帯人数
新築一戸建を購入する人の平均世帯人数を見ると、「注文住宅」も「分譲戸建」住宅共に3.4人となっており、お子様がいらっしゃる方が多いと言えるでしょう。
我が家のように夫婦二人だけで住むために新築一戸建を購入する方は少数ながら2割弱はいると言えますが、家を建てた後にお子様が誕生する方もいらっしゃるでしょうから、夫婦二人だけで住むのに家を購入するヒトは少ないと考えられます。
新築一戸建に関する平均データ
新築一戸建を建てるためにどのように情報収拾をしてどのような新築一戸建を建てる方が多いのかを見ていきましょう。
- 施工先に関する情報収拾方法
- 分譲戸建住宅と注文住宅
- 新築一戸建の平均価格
- 平均的な住宅の広さ
- 太陽光発電装置の設置
先に新築一戸建を建てた方がどのように情報収拾をしてどのような家を建てたのか、「住宅市場動向調査」を通じて見ていきましょう。
施工先に関する情報収集方法
新築一戸建を建てる方がどのようにして情報収拾を行ったのかを見ると、住宅展示場が53.9%と圧倒的に多く、知人等紹介が続いておりますね。
住宅展示場へ行けば、家のコトが何もわからない状態から始めても最初から最後まで教えてくれますし、新築一戸建に関する手続きを行ってくれますので楽ですね。
分譲戸建住宅と注文住宅
新築一戸建を購入する方法にも2種類あり、自分で選んだ土地に家を建てる「注文住宅」とハウスメーカーや工務店があらかじめ購入した土地に家が建った状態で売られている「分譲戸建住宅」があります。
最終的に注文住宅を購入した70.4%の方は最初から注文住宅の購入を視野に入れて家の購入を検討していると言えるでしょう。
最終的に分譲住宅を購入したヒトも40.3%程度の方が最初は注文住宅の購入を検討していたが、最終的に分譲戸建住宅を購入したと言えるでしょう。
新築一戸建の平均価格
「一次取得者の購入資金」のグラフを見ると皆様が土地込みの新築一戸建を購入するためにいくら使ったのかが見えてきます。
因みにですが、新築一戸建を建てる際の料金は土地代と建物代以外にも色々とお金がかかって最終的な金額が見えてくるのが家が建つ直前になります。
平均的な住宅の広さ
新築一戸建の購入を検討する皆様が建てる平均的な家の広さを「延べ床面積」からみるコトができると言えるでしょう。
グラフの「注文住宅(新築)」と「分譲戸建住宅」の箇所から判断するとそれぞれ、88.8㎡から118.5㎡、80.8㎡から108㎡へ新築一戸建を購入した後に広くなっているようです。
太陽光発電装置の設置
太陽光発電装置を新築一戸建を建てる際に設置するヒトはどれくらいいるでしょうか?
太陽光発電に関しては売電価格が下がり、電力会社から買い取る電気の量を下げるために設置するコトになりますが、本当にお得かどうかは皆様の家庭環境次第になります。
太陽光発電装置の検討に関してはハウスメーカーの営業よりも専門家に依頼した方が精度の高い計算をしてくれると考えますので、切り離して考えても良いと言えるでしょう。
新築一戸建の平均的な住宅ローン
住宅ローンの選択肢は色々とありますが、新築一戸建を購入する人はどのような住宅ローンを組んでいるのか見ていきましょう。
- 住宅ローンを組む時の平均的な頭金
- 平均的な住宅ローンの期間
- 平均的な一ヶ月あたりの住宅ローンの返済額
- 住宅ローンの金利タイプの比率
新築一戸建を建てた皆様はどのような形で住宅ローンを組んだのか「住宅市場動向調査」のデータを元に確認していきましょう。
住宅ローンを組む時の平均的な頭金
住宅ローンを組む際の「購入資金」とは、新築一戸建を購入する際の頭金や諸経費に充てられていると考えられますので、頭金であると言えるでしょう。
昔は頭金を2割程度用意しないと銀行が住宅ローンを組んでくれなかったので、頭金2割を用意しないといけない昭和の名残があると考えられます。
賃貸住宅に住んでいるのであれば、頭金2割を貯めている間に賃貸住宅にかかる無駄なに費用がかかりますので、頭金無しで住宅ローンを組む選択もアリと言えます。
平均的な住宅ローンの期間
平均的な住宅ローンの期間を見ると、「注文住宅(建築)」、「注文住宅(土地)」、「分譲戸建住宅」で多少のバラつきはありますがどの項目も30年以上完済までに時間がかかっております。
35年以内に繰り上げ返済をして住宅ローンを完済する方が一定数いるコトから平均は35年とはならないと考えられますが、平均が30年以上となっているコトから考えると35年の住宅ローンを組む方が多いと言えるでしょう。
35年の住宅ローンを組むためにはタイムリミットがありますので、35年の住宅ローンを組むコトができないヒトもある程度いると考えられます。
データ上で計算すると住宅ローンの平均返済期間は35年以内となりますが、30年以内の返済期間を大幅に下回っていないコトから35年の住宅ローンを組むケースが多いと考えられますね。
平均的な一ヶ月あたりの住宅ローンの返済額
新築一戸建を購入する方である「注文住宅」と「分譲戸建住宅」の住宅ローンの年間返済額を見ると、四捨五入して117万円というケースが多いようですね。
ボーナス払いをしていれば更に住宅ローンの一ヶ月あたりの返済額は下がりますが、我が家は12.7万円払っているので、少し不安になってきます。
住宅ローンの金利タイプの比率
住宅ローンの金利タイプには色々と選択肢がありますが、住宅ローンの金利タイプに注目すると圧倒的に多くの人は変動金利を選ぶというコトが伺えます。
新築一戸建を購入する人の平均と比較
新築一戸建を建てたヒトの環境、家、住宅ローンの平均と我が家の環境と購入した新築一戸建と組んだ住宅ローンを比較していきましょう。
我が家は夫婦二人とも別々の自営業を営んでおり、サラリーマンや公務員の年収に換算すると大体700万円くらいはあると考えております。
住宅市場動向調査と我が家の比較
「住宅市場動向調査」の平均データと我が家が新築一戸建を購入した状況を比較していきます。
新築一戸建を買う人の環境との比較
住宅市場動向調査の平均データと我が家の家族の環境を比較していきます。
住宅市場動向調査 | 我が家 | |
年齢 | 42.75歳 | 40歳 |
世帯収入 | 707万円 | 700万円 |
世帯人数 | 3.4人 | 2人 |
我が家は新築一戸建を購入する方の平均年齢よりも少し若く、平均世帯収入より少し少ないですがほぼ平均と言え、世帯人数は子供がいないので2人となります。
新築一戸建に関する平均データとの比較
住宅市場動向調査の平均データと我が家が購入した新築一戸建のデータを比較していきます。
住宅市場動向調査 | 我が家 | |
施工先の情報収拾 | 住宅展示場が多い | 住宅展示場とネット |
分譲戸建住宅と注文住宅 | 注文住宅が多い | 注文住宅 |
住宅の価格 | 3,952万円 | 4,300万円 |
住宅の広さ | 34.3坪 | 39.5坪 |
太陽光発電装置 | 41.3% | なし |
新築一戸建の勉強に関しては主にネットで調べて、ネットでも意見が分かれるようなコトは住宅展示場の担当営業に質問したりしながら打合せは進めました。
我が家が建てた家のデータとしては注文住宅で、総額は4,300万円と平均より1割弱高い結果となり、家の広さは平均よりも5坪弱広い家となりました。
太陽光発電装置に関しては、我が家は夜型の生活をしているので、設置費用を回収できるかどうか怪しいという結論になりましたので設置をやめました。
新築一戸建の価格に関しては住宅市場動向調査の平均価格よりは高くついてしまいましたが、自宅を職場として家の中で過ごす時間が長いので、価格が高いのは覚悟しました。
新築一戸建の平均的な住宅ローンとの比較
住宅市場動向調査の平均データと我が家が組んだ住宅ローンのデータを比較していきます。
住宅市場動向調査 | 我が家 | |
住宅ローンの頭金 | 836.5万円 | 0円 |
住宅ローン期間 | 35年が多い | 35年 |
一ヶ月の返済額 | 9.75万円 | 12.7万円 |
金利タイプ | 変動金利が多い | フラット35 |
我が家が組んだ住宅ローンは住宅市場動向調査のデータと比較すると、平均で頭金を836.5万円入れている方に対し、我が家は頭金を0円にしております。
新築一戸建を購入する際、頭金を入れて変動金利を選ぶ方が多い中、金利が高い全期間固定金利であるフラット35にした分、月々の負担が重くなっていると言えます。
月々の住宅ローン返済に関しては平均が9.75万円に対して、我が家は12.7万円と平均と比較すると3万円近く高く、パーセンテージで考えると24%近く高くなっておりますので、少し不安はありますが、やっていけると考えております。
この記事は2020年3月にリライトしておりますが、住宅ローンに関しては新型コロナウィルスを発端に世界の経済がどうなるかわかりませんので、変動金利で考えている方でも一応フラット35の審査をしておいた方が良いのではないかと考えます。
それでは皆様も素敵な新築ライフを!