住居費にかけても良い費用は人それぞれの収入や価値観によって変わってくると考えますし、同じ収入の人だけを見ても住宅費にかける費用は人それぞれですね。
賃貸に住んでいるなら今住んでいる賃貸に一生住み続けるといくらかかるのかという事と、同じ金額ならどのような家が購入できるのかを想像してみましょう。
田舎と都心では住宅事情が違うと考えますので田舎での住宅事情で考慮します。
家賃と住宅ローン
賃貸に一生住むと考えた住居費をざっくり計算してみましょう。
住居費の計算
寿命もひとそれぞれでしょうが、一生賃貸で過ごすのであれば平均寿命に近い、85歳くらいまでの家賃を計算していきましょう。
我が家でいうと87,000円の家賃を払っており、ワタクシが2019年で40歳となりますので、45年分の家賃はいくらかというと、4,698万円ということになりました。
広さは大体23坪となります。
計算した住居費で購入できる家
一生賃貸であるならば、払うことになる費用で購入できる家はどのような家になるでしょうか?
住宅ローンを組むなら利子がかかり、家を所有すると固定資産税がかかり、メンテナンス費用も考慮しないといけませんね。
かなりざっくりとした計算になりますので大体の費用のイメージとなります。
固定資産税
固定資産税もざっくりですが、年間10万円程度かかりますので、45年間10万円を払うと450万円になります。
メンテナンス費用
メンテナンス費用は多くのサイトで月額1万円積み立てると良いと書いてありますので、45年間、月1万円を積み立てたとすると540万円になります。
住宅ローンの利子
一生賃貸に住むのであれば、払う費用の4,698万円から固定資産税とメンテナンス費用を引くと、3708万円残ります。
2019年6月の金利は1.27%ですので、住宅ローンシミュレータで計算すると3,000万円の住宅ローンを組むと総返済額が3,718万円となり、近い金額になります。
3,000万円で買える家
家を購入するにも中古の一戸建、中古のマンション、新築一戸建、新築マンションといろいろありますね。
中古の一戸建
中古の一戸建がおそらく、同じ予算で購入できる家の中で最も広い家となるでしょう。
長野県S市で見てみると、3,000万円の中古の家は新幹線の止まる駅から徒歩15分、築13年、建物が32坪の平家が3,150万円で出ております。
賃貸の23坪と比べるとだいぶ広いですね。
中古のマンション
中古のマンションは管理費がかかるので、単純に3,000万円のマンションを購入すると予算オーバーしてしまいますので、管理費を考慮しないといけません。
田舎はマンションが少ないですが、駅近で築11年、管理費月額2万2千円、広さが24坪の3LDK、価格2200万円で比較的予算3,000万円に近い物件が一件でておりました。
管理費が45年分だと1,287万円となりますので、このマンションだと予算オーバーになりますね。
賃貸が23坪ですのであまり広さは変わらないことになります。
住居費のみで考えると、予算オーバーになりますが設備面では賃貸よりもグレードが高い分費用がかかると考えるならばアリですね。
新築一戸建
新築一戸建に関しては、土地にかける費用と建物にかける費用を考えなくてはなりませんが、我が家が当初3,000万円で新築一戸建を考えており、土地500万円で建物2500万円くらいを想定しておりました。
建物に2,500万円かけると35坪位で色々と希望が盛り込めると考えますし、長野県S市の3,000万円台建売は2階建で30〜35坪くらいの広めの建売があります。
こちらも賃貸の23坪とくらべると大分広い家になりますね。
新築マンション
長野県S市だと新築マンションはありませんでしたが、中古の2200万円のマンションでも3,000万円の予算をオーバーしますので、新築マンションがあっても予算的に厳しいでしょう。
我が家が新築一戸建を購入する理由
我が家は夫婦二人共自宅でパソコンを使って仕事をしており、自宅で過ごす時間が長い点と仕事場が快適な方が良いと点から、家にお金をかけても良いのではないかと考えて予算オーバーでも新築一戸建を購入することにしました。
さらに新築一戸建であるならば、間取りが自由に決められる点に惹かれました。
我が家はワガママが多すぎて賃貸で購入できる家から、大幅に予算オーバーしてしまいましたが、田舎にしては結構便利な土地と満足のいく間取りとなりました。
田舎に住むならば、一生賃貸で支払う費用で単純に持ち家を購入したとしても広さは圧倒的に広いので新築一戸建や中古の一戸建の購入も悪くはないのではないかと考えます。
住宅ローン金利も2019年7月は史上最低金利に近い金利となっておりますので30年前と比べると住宅は買いやすくなっておりますね。
それでは皆様も素敵な新築ライフを!