新築一戸建を建てる際に住宅と一緒に設置してもらえる造り付けの家具がありますが、何も考えず沢山つけると造り付け家具をつけることによるオプション費用がどんどんかさんでしまいます。
更に、一旦つけると簡単に取り外すことができないので後悔しないよう計画的に造り付け家具を設置するためには何を考えたら良いのかを考えていきます。
造り付け家具のメリット
造り付け家具のメリットを考えます。
おしゃれでスッキリする
造り付け家具はオシャレで室内の見た目もスッキリしますので、この点が造り付け家具の最大のメリットといえるでしょう。
災害時に倒れない
造り付け家具は地震が起きても、収納している物が落ちてくる可能性はありますが、倒れる事はないので、災害人には安全性が高いといえるでしょう。
住宅ローンに組み込める
造り付け家具は新築一戸建の設備の一部となりますので、オプション費用がかさんだとしても住宅ローンに組み込むことができるので、最大35年払いで考えることができます。
因みに、2019年5月現在のフラット35の金利である1.29%で100万円借りると毎月の返済額は約3,000円となります。
造り付け家具のデメリット
造り付け家具のデメリットを考えます。
簡単に撤去できない
造り付け家具は一旦設置してしまうと簡単には撤去できませんので、収納を考えて計画的に設置しないと無駄になったり、邪魔になってしまいます。
例えばですが、子供部屋に机を造り付けで作ると、子供が成長して家を出ていった時に使わないけど、撤去する事ができない机となってしまいます。
棚なども高さが調整できないので、棚をつけて収納したい物が入らないケースもあるでしょうが、動かすことができません。
金額が高い
造り付け家具はオーダーメイド家具に近いので、通常の家具よりも設置費用が高くつき、設置すればするほどオプション料金が嵩んでいきます。
「ニトリで買えば半額以下で済んだ!」などという事も十分考えられますね。
我が家での造り付け家具
造り付け家具はおしゃれでスッキリするので打合せの時は沢山つけたくなりましたが、我が家は家を売る可能性や貸す可能性を考えてファミリー仕様にしようと考えております。
この為、夫婦二人だけで使いやすいように造り付け家具を設置するとファミリーにとっては使いづらい家となるのではないかという点から、ライフスタイルの違いのよって不便にならない箇所のみ造り付け家具としました。
我が家の間取りはカラーの方がみやすいのでこちらで考えます。
1階の造り付け家具
玄関
我が家の玄関の造り付けとなる箇所はは土間収納と靴箱、クローゼットと3箇所ありますね。
クローゼットは外から帰ってきた時にコートなどをかけるためにハンガーパイプをつけ、土間収納と下駄箱はファミリーでも靴が溢れたりするかもしれないのでつけておいて使いにくいということはないと考えました。
キッチン
キッチンでの造り付けとなる箇所は食品庫、物入、キッチンの裏の作業台となります。
食品庫には棚板を2枚つけ、物入は稼働棚とし、作業台は下の部分が収納になっているタイプで、メーカー標準のものとし、特別な仕様にはしておりません。
キッチンに関しては収納が多い方がファミリーでも使いやすいと考えましたので我が家の好きなようにつけました。
収納
その他収納に関しては全部稼働棚にするのが一番柔軟に対応できると考えましたが、稼働棚は費用がかさむので、90cmあたりの位置に棚板を一枚入れて後から棚などを別で買ってきて入れるようにしました。
2階の造り付け家具
ウォークインクローゼット
ウォークインクローゼット は図面の通りハンガーパイプを高い位置につけ、下のスペースは後からタンスなどを購入し、置くことにしました。
子供部屋
子供部屋は両方とも同じ造りで、造り付けの箇所はクローゼットですが、こちらも寝室のウォークインクローゼットと同様ハンガーパイプのみとしました。
収納
小屋裏への階段の位置にある収納は階段の空きスペースを利用しているため、棚板は無しとしました。
造り付け家具は難しい
新築一戸建のプランを考える際はワタクシを含む殆どの方が初心者で、家について色々勉強しながら、色々考えなくてはいけない中、更に造り付け家具の事を考えるのも難しいです。
造り付け家具は一旦設置してしまうと動かせない為、今ある荷物が収納できるかどうかを想像するだけでも難しいのに、未来の事まで想像しないといけません。
それでは皆様も素敵な新築ライフを!