注文住宅の総額

注文住宅を建てる際は住宅ローンを組むケースが多いと考えますが、住宅ローンを組む際は新築一戸建を購入するために価格がいくらかかるのか凄く気になりますね。

注文住宅を建てる際、ハウスメーカーにだけ家の引き渡しと同時にお金を支払えば良いわけではなく、色々な会社が関わってきて、支払うタイミングが異なる上に不確定要素が多くてなかなか価格が見えてきません。

  • 注文住宅を建てた我が家の支払い金額とタイミング
  • 注文住宅の色々な不確定要素が決まるタイミング
  • 新築一戸建の価格は家の引き渡し直前まで見えない

注文住宅の価格がなかなか確定しない理由は、お店に売っている家具や電化製品とは違って注文住宅が購入する人にあわせて建てるオーダーメイド商品だからです。

ハウスメーカーや工務店の営業も客側が決めてくれないと算出できない不確定要素が多く、ハウスメーカー以外の会社が関わってくる要素も多いので具体的な注文住宅にかかる価格は序盤ではおそらく答えられません。

しんち
不確定要素の大まかな金額はわかりますが、人によって大きく異なる部分もあります
注文住宅のお話が進んでいくと不確定要素がだんだん減っていくので家を建てるために具体的な費用が徐々に見えてきますが、結論を言うと「注文住宅の価格が決まるのは新築一戸建の工事が終わった後」となります。

家の引き渡しが終わってハウスメーカーの手を離れた後い外構工事を行うコトになると考えますが、外構工事で追加費用が発生する可能性がありますので、最終金額が確定するのは外構工事の後になりますね。

我が家2019年11月末に無事新築一戸建が完成しましたので、参考までに我が家での不確定要素の金額も書いていきます。

しんち
我が家は価格4,300万円の新築一戸建を建てました

注文住宅の価格は不確定要素が多い

注文住宅

注文住宅は建物部分だけでも間取りからオプションにいたるまで不確定要素だらけで、ある程度新築一戸建の不確定要素を決めないと相見積も取りづらいです。

各社注文住宅の仕様がバラバラ

バラバラな仕様

新築一戸建の購入を決めてから住宅展示場を数社まわりましたが、各社建物代と土地代以外の諸経費名称がバラバラだったり、建物代金に含まれるサービス内容もバラバラでした。

例えばですが、網戸が標準仕様でついている会社もあれば網戸がオプションの会社もあるので単純な相見積だけでは価格が比較しづらいです。

しんち
コスパの良い施工先を選ぶにはなるべく同じ条件で相見積を取る必要がありますね

細かく言うと注文住宅は建てるために手続きや手数料、書類に貼る収入印紙代がかかってきますが、手数料が安い会社や印紙代を負担してくれる会社、半分負担してくれる会社、全額請求してくる会社などいろいろあります。

土地と家の書類を作るために司法書士に書類の作成を依頼するコトになりますが、司法書士の料金にもルールがないので料金がバラバラです。

同じ広さの注文住宅でも仕様で価格が違う

総額

例え同じハウスメーカーで同じ広さの注文住宅を建てるにしても、「自由設計」か「規格住宅」など、選ぶプランによっても価格が変わってきますし、選ぶオプションなどによっても価格が変わってきますね。

  1. 新築一戸建のプランも価格に影響
  2. 地域性による仕様も価格に影響します
  3. オプションの不確定要素
  4. カーテンなどの設備類も価格に影響
  5. 値引きは不確定要素

建物にかかる価格は間取りとオプションなどの設備を決め、工事に取り掛かる直前あたりで、建物の価格が大体見えてきます。

注文住宅の建て方も価格に影響

注文住宅を建てる際の建物の大きさや間取り、設置する設備のグレードによって建物本体の建築費用が変わってくるので価格も変わってきます。

注文住宅を建てる際、「自由設計」か「規格住宅」で、基本料金のようなモノが変わってきて、自由設計は完全オリジナルな間取りで家を建てるコトができ、規格住宅はあらかじめハウスメーカーが考えた間取りを皆様が選んだ土地に建てる形の注文住宅となります。

しんち
自由設計といって完全に自由というわけではなく、ハウスメーカーのルール内での自由となります
注文住宅の施工先を決めて、「自由設計」で進めるか「規格住宅」で進めるかは比較的早い段階で決めないといけないコトですので、間取りのOKを出す段階では決まっているでしょう。

規格住宅の方がハウスメーカーにとっては設計などの部分で手間が少なかったりするので自由設計よりは安く注文住宅を建てるコトができます。

我が家は「桧家住宅」というハウスメーカーに新築一戸建の建築を依頼し、建物はスマート・ワン カスタムという自由設計のプランを選びました。
建物は総二階で延べ床面積が40坪弱、費用がオプションを含めて大体1,700万円となりました。

オプションは不確定要素となるでしょう

注文住宅を建てる際はオプションで設備をグレードアップできたり、電気やコンセントの数を増やしたり、備え付けの棚を作ったりと、色々できますが着工直前近くまでオプションを設定するかどうか打合せが続きます。

オプションはハウスメーカーが価格を計算する上では不確定要素にあたり、オプションを決めないと価格は計算できませんが、オプション内容が最終的に確定するの着工直前になると言えるでしょう。

間取りでオプションがあり、電気・コンセントの打合せでコンセントを増やすコトもオプションだったり、外観や内装、洗面台やキッチンなどもオプションでグレードアップできます。

しんち
オプションの一つ一つの項目は小さいですが積み重なると結構いきます
我が家は心が弱く、オプションを沢山つけてしまい、担当営業に100万円あれば足りるでしょうと言われましたが、我が家のオプションは260万円強かかってしまいました。

カーテンなどの設備類も価格に影響

新築一戸建を建てる際はカーテンなどのウィンドウトリートメントを住宅ローンの中に含めるコトができますので、カーテンなどの設備を住宅ローンに含めるのであれば決めないといけません。

しんち
ウィンドウトリートメントって言葉あまり浸透してないきがします
ウィンドウトリートメント類は、決定してから家に合わせて作るので工事が終わる2〜3週間前に決定しないと引き渡し時には間に合いませんので、引き渡し直前にわかる不確定要素と言えるでしょう。

カーテンレールの設置もウィンドウトリートメントの費用に含まれますので、注文住宅を購入する多くのケースでウィンドウトリートメントを住宅ローンに含めていると考えます。

ウィンドウトリートメントの種類は色々あってカーテン以外のモノも見栄えは良いですが、普通のカーテンよりも値段が高いです。

我が家はプリーツスクリーンやシェード、ロールスクリーンなど、ダブルカーテン以外のモノを多くの窓で採用したりしましたので、ウィンドウトリートメント類は40坪弱の家では高めの約40万円かかりました。

値引きは不確定要素

注文住宅を建てる際、値引きをしないハウスメーカーもありますが、値引きをするハウスメーカーであるならば、値引き交渉をしないと損しますね。

値引き交渉のタイミングはいつ頃かというと、ハスメーカーによって異なる可能性もありますが、桧家住宅の場合は間取りのOKを出したあとに本契約の時になります。

本契約の時に注文住宅の残っている不確定要素は概算で計算されて注文住宅の価格が大体わかりますので、値引きのタイミングは間取りのOKから着工直前の間と言えるでしょう。

我が家の場合は選んだ土地が契約時には完成していない分譲地でしたので、間取りOKを出してから建物の着工までは間が空いてしまいました。

我が家のケースではZ空調という120万円相当の設備がサービスと、本契約の際に値引き交渉をして大体160万円の値引きとなり、合計280万円相当が値引きとなりました。

しんち
桧家住宅の場合「Z空調」は長いコトキャンペーンで無料のようです

本契約の後にもオプションの追加しており、オプションを追加するたびに端数をサービスしてくれておりましたので、更に5万円程度は安くしてもらっていると記憶しております。

土地の不確定要素も価格に影響

土地選び

注文住宅を建てる際、土地にかかる金額も新築一戸建の価格に大きく影響する要素ではありますが、購入する土地によって土地の代金以外でかかる費用が大きく変わってきますので土地に関わる不確定要素は多いです。

不動産屋による不確定要素

不動産屋

皆様が購入する土地を誰が所有しているのかという点も、土地代以外の金額を左右してきますので不確定要素であると言えるでしょう。

  1. 土地の購入代金
  2. 不動産屋の扱いで変化する価格
  3. 土地の書類作成代

土地の購入代金

土地の代金は注文住宅の価格を大きく左右する金額ではありますが、土地を決めないと注文住宅の間取りのお話が進まないので、土地は序盤に決まっていると言えるでしょう。

土地は注文住宅を建てる前半に決まっていて、手付金として土地価格の1割程度を不動産屋に支払って予約させてもらうケースが多いと考えられます。

先に間取りを作って、間取りに合った土地を探せば良いと考えるかもしれませんが、道路のそばに玄関を作るとして、道路がどの方向にあるか決まっていないと玄関が決定できませんね。

しんち
土地が決まらないと間取り作りは難しいです
我が家の場合、不動産屋が畑を購入して分譲地を作る計画段階の土地購入しましたので、序盤に土地の手付金として100万円支払い、分譲地が完成後残りのお金を桧家住宅の「つなぎ融資」を利用して1200万円の土地を購入しました。

不動産屋の扱いで変化する価格

不動産屋が所有する土地には仲介手数料はかかりませんが、他の人が所有する土地は不動産屋が仲介する土地となり、土地を買いたい人と土地を売りたい人を仲介し、仲介手数料をもらうコトで利益を得ます。

不動産屋が仲介する土地を購入する場合、仲介手数料がかかってきますので、誰が所有している土地を購入するのかは不確定要素の一つと言えるでしょう。

仲介手数料が発生するかどうかわかるタイミングは注文住宅を建てる土地を決めて不動産屋に土地の詳細を聞いた時となります。

仲介手数料がかかる土地は「物件価格の3%+6万円」が上限とされており、安く設定する不動産屋はあまりいないので仲介手数料がかかる場合は殆どのケースで上限の仲介手数料がかかると考えた方が良いと言えるでしょう。

しんち
土地に消費税はかかりませんが、仲介手数料に消費税がかかるコトも!

我が家は不動産屋が所有して新しく開発した分譲地を購入しましたので、仲介手数料は0円でした。

土地の書類作成代

土地を購入すると、素人でも頑張れば作ることができますが、通常は司法書士に不動産売買に関する書類を作ってもらうコトになります。

司法書士に土地の売買が成立したという証明書類を作ってもらうタイミングとしては、土地の代金を全額払った時にになります。

司法書士に書類作成を依頼する理由としては、自分と不動産屋が用意した書類が偽造されたモノでないコトを確認し、取引した土地が別の場所で担保になっていなかなどを確認して、確実に不動産の取引を成立させるためです。

基本的に本人でないと取得できない書類は自分で用意し、ハウスメーカーで用意できる書類はハウスメーカーが用意してくれるので、施主は書類の内容を把握してサインするだけとなります。

しんち
免許証を見せたり、住民票を用意するの自分でやります
我が家の土地売買では、住民票など自分で用意しないといけない書類は自分で用意し、土地の書類作成代は不動産屋が用意した司法書士が行ってくれて代金は12万円かかりました。

土地選びで価格に影響する不確定要素

売地

注文住宅を建てる際、選んだ土地の環境や広さが建物の価格に影響を与えたり、追加工事が必要になったり、水道を引くための費用に影響してきます。

  1. 地盤は大きな不確定要素
  2. 都市計画の扱いで変わる価格
  3. 解体工事が必要な場合
  4. 土地の広さも価格へ影響する
  5. 地域でかかる費用も価格へ影響

例えば、道幅が極端に狭ければ、トラックが入れず大きい荷物を人力で運ぶことになるので工事には追加料金が必要になったりしますので、土地が建物や工事の価格に多く影響します。

注文住宅を建てる土地が決まり、手付金を不動産屋へ支払って予約した段階で割と色々な不確定要素の部分が決まってくると言えるでしょう。

地盤は大きな不確定要素

注文住宅は着工前に地盤調査という作業を行い、土地の地盤が緩ければ家が傾いたりするコトを防ぐために地盤改良工事という工事が必要になってきます。

地盤の強さは調査してみないとわかりませんが、調査費用もかかるので頻繁に調査できるモノではありませんので、土地を買ってみないとわからないというコトになります。

地盤調査のタイミングは着工直前となりますので、地盤改良工事が必要かどうかは着工直前までわからない不確定要素となるでしょう。

しんち
地盤改良工事が必要になってくると概ね100万円追加で工事費用がかかってきます
我が家のケースでは元の土地が埋立地や沼地ではなく畑だったのであまり心配はないだろうと言われておりましたが、不安な部分はありましたが無事地盤改良工事不要という結果を頂き0円となりました。

都市計画の扱いで変わる価格

市が開発しようとしている土地などで注文住宅を建てる場合は「都市計画税」などがかかってきたり、防火地域、準防火地域に該当する場合は建物を防火仕様や準防火仕様にしなくてはならず、追加工事費用がかかってきます。

しんち
住宅密集地などは火事に備えて燃えにくい家を作る必要があったりします

都市計画での扱いで注文住宅の価格に影響を与える不確定要素は突然決まるモノではなく、選んだ土地によってあらじめ決まっているコトです。

都市計画の扱いで注文住宅の価格に影響を与える不確定要素は土地を選んだ時点でわかるコトと言えるでしょう。

都市計画の扱いで変わる不確定要素は土地を選ぶ際に土地の書類をよく見ればわかるコトですので、土地選びの際は都市計画の項目と「防火地域」・「準防災地域」の箇所に注目すると良いでしょう。

防火地域、準防火地域に該当してしまうと、家の広さによって詳細が変わってきますが100万円程度追加で費用がかかってきます。

しんち
900万円で防火地域の土地と1,000万円で何もない土地は同じ価値といえます
我が家が選んだ土地は都市計画扱いでもなければ防火地域・準防火地域にも該当しないので土地の都市計画に関する追加料金は0円ということになります。

解体工事が必要な場合は価格に影響します

建物が建っている土地を購入した場合は解体工事が必要なりますので解体工事費用がかかりますが、解体工事費用が売主持ちでない場合は土地の買い手が支払うコトになります。

解体工事が必要な場合は土地を選んだ時点でわかりますので、不確定要素ではないですが、イレギュラーな出費と言えるでしょう。

しんち
古い建物が建っている土地を売る場合は解体工事費用を売主が負担するコトが多いですが、建て替えなどでは自分で負担するコトになりますね
我が家は分譲地を購入したので事前に建物は建っていない状態となり、解体工事費用は0円となります。

土地の広さも価格へ影響する

土地の広さによって下水道負担金と水道加入金が変わってきますので、注文住宅を建てる際の価格に影響してくる要素となります。

下水道負担金と水道加入金がかかるタイミングは土地の売買を行う時に土地の代金とは別に支払いが発生します。

下水道負担金と水道加入金は全国で同じルールで負担する金額ではなく土地の広さと地域によって金額が大きく異る不確定要素の一つとなります。

土地の価格に下水道負担金と水道加入金が含まれているケースもあったりしますので、土地の比較をする際は下水道負担金と水道加入金が含まれているかどうかという点にも注目すると良いでしょう。

我が家のケースでは約82坪の土地でかかる下水道負担金と水道加入金は30万円弱となりました。

地域でかかる費用も価格へ影響

選んだ土地の自然環境も建物費用に影響したりしますので、注文住宅にかかる価格の不確定要素の一つと言えますが、土地を選ぶ際に決定する項目で予想がつく費用であると言えます。

寒冷地は家の性能を上げなくてはならないですし、海沿いであれば車や家電の劣化が早いので注文住宅の価格に家電を含めると考えると海風の影響がない地域と比較して生活に必要な費用が高くつくと言えます。

しんち
注文住宅を建てる土地選びで色々価格が変わってきますね
選んだ土地で様々な要素で建物の費用や日々の生活費が高くついてしまいますので、地域の自然環境は注文住宅へ与える不確定要素と言えますが、土地を選ぶタイミングで予想できます。

暖かい地域よりも寒い地域を選べば、断熱性能が高い家を建てないと光熱費が高騰してしまいますので、断熱性能が高い家を建てる必要があります。

外構の面でも、雪が多い地域でカーポートを建てるとなると頑丈なモノが必要なってきますので、外構費用もかさむと言えるでしょう。

我が家のケースでいうと、長野県S市は寒冷地の部類となりますので、長野県S市の土地を選べば暖かい地域と比較して断熱性能を高めないといけませんし、たまに大雪が降るので外構費もかさみますので関東と比較すると価格が高くなります。

外構で変わる注文住宅の価格

外構

注文住宅の価格に大きく影響する不確定要素の一つに「外構工事」があますが、ハウスメーカーは外観と家の中を作ってくれますが、家の外までは作ってくれません。

外構工事をやらないという選択肢やDIYで節約するという選択肢もありますが、外構工事を外構屋に依頼するのであれば外構費用を考えておいた方が良いと言えます。

しんち
我が家は外構工事を外構屋に依頼しました

外構で価格が変わってくる

総額

外構は注文住宅と違って標準仕様がなく、駐車場と玄関だけ整えて終わるヒトもいれば、フェンスをつけるヒトもいたりオープン外構にするヒトもいますので、何を作るかは人によって違います。

外構工事は注文住宅の価格に大きく影響を与えますが、行う工事内容によって外構費用が大きく変わってくるので忘れずに外構のコトはイメージしておいた方が良いでしょう。

外構プランの不確定要素

外構は注文住宅の価格に関わる不確定要素で、外構工事にとりかかるタイミングは家が建った後になりますが、家とは別に進めるモノですので、土地が決まれば外構の打合せを進めるタイミングはいつでも良いです。

外構を考えるのはいつでも良いと言えますが、新たに別のローンを組むと外構用のローンは返済期間が短く、金利も住宅ローンと比較すると高いので、外構費を現金で出さないのであれば住宅ローンに組み込んだ方が良いです。

住宅ローンに外構費用を含めるのであれば、外構の予算をとって住宅ローンの審査に出すコトになりますので間取りと同時に外構プランを進めて外構費用を確定させる必要があります。
我が家は住宅ローンに外構費を組み込みましたので間取りと一緒に外構を進めて、ガッツリ外構を行うコトになってしまったので370万円ほど外構工事が終わった後に支払いました。

その他注文住宅の不確定要素

契約書

他にも注文住宅の価格に関わる不確定要素で、手続きや選ぶプランによって変わってくる支払いや、注文住宅のお話を進めるとちょこちょこ取られる収入印紙代などの細かい支払いが色々あります。

  1. 住宅ローンで変化する手数料
  2. 住宅ローンの保険
  3. 加入する保険によって変化する保険料
  4. 書類作成料
  5. 収入印紙

ハウスメーカーや住宅ローンを組んだ会社によって金額や支払うタイミングが変わってきます。

選ぶプランにで価格が変わる不確定要素

プラン

住宅ローンの組み方と保険に関してはどのようなプランを選ぶかによって金額が大きく変わってきますので、注文住宅の価格に大きく影響する不確定要素の一つといえます。

住宅ローンで変化する手数料

住宅ローンはお金を貸してくれる会社を選び、「変動金利」と「固定金利」を選んでから、更に「元利均等返済」と「元金均等返済」のコースを選びます。

住宅ローンの会社やプランなどで金利と手数料が異なりますので、注文住宅の価格に大きく影響する不確定要素の一つと言えるでしょう。

住宅ローンに関しては、会社とプランを序盤で決定して仮審査が通ったら本審査へ移り、家の引き渡し直前に住宅ローンの打合せをして入金のタイミングで手数料を引かれる流れとなります。

しんち
月々の支払い以外にこちらからお金を支払うコトありません

住宅ローンの保険も不確定要素

注文住宅を建てるために住宅ローンを組む場合は、事故や病気になった時に住宅ローンの支払いが難しくなった時のために入る保険がありますが、どのような補償内容にするかは人それぞれと言えますので不確定要素といえるでしょう。

住宅ローンの保険料はお金を貸してくれる会社よって支払い方法が色々あり、住宅ローンが下りるタイミングや月々の住宅ローンの返済と一緒に払う方法もありますので、保険料を支払うタイミングは人それぞれと言えます。

住宅ローンの組み方や入る保険は選択肢が物凄く沢山ありますので、調べてから選択した方が良いです。

しんち
住宅ローンと保険の勉強は間取りづくりや設備のコトを考えている時より、楽しくないコトですが一番大事なコトかもしれません

我が家では史上最低金利に近い状況で35年間の金利を固定してしまって、35年間低金利が続くようなコトがあれば差額を保険料だと思って諦めるコトにしました。

我が家のケースでは保険付きのフラット35に加えて、三台疾病保険に入る内容の保険を金利に含めましたので住宅ローンの金利が0.18%上乗せとなりました。

加入する保険によって変化する火災保険

注文住宅を建てると火災保険に加入するコトになると考えますが、火災保険の内容も選んだ土地によってかけるべき内容が変わったり、どの程度の保障が皆様にとって安心かは人それぞれですので、火災保険料は人によって異なる不確定要素と言えるでしょう。

火災保険に加入するタイミングは家の引き渡しが完了した時点となりますので、火災保険の支払いも家引き渡しが完了する少し前となります。

せっかく建てた注文住宅が被災するコトをあまり想像したくありませんが、2019年以降気候が変わってきて天候による災害が増えていると言えるでしょう、加えて日本中どこに住んでいても地震の可能性がありますね。

我が家は災害に関しては土地選びの段階で注意しておりましたので火災保険の補償に関しては一般的な内容にし、火災保険の保険料は10年で24万円となりました。

手続きや手数料、収入印紙などの不確定要素

手数料

手数料や印紙代は注文住宅のお話を進めていると色々なタイミングで支払いが発生し、住宅ローンの中に組み込むコトもできますが家が建つまでは立て替えておく必要があります。

住宅ローンで借りたお金が入金されるタイミグは家の引渡しと同じようなタイミングになりますので、手元に多少のお金は残しておきましょう。

書類作成料は不確定要素

土地を購入する際に司法書士にお世話になりましたが、注文住宅が建った後も司法書士にお世話になり、家に関する手続きをしてもらうコトになります。

司法書士に書類を作ってもらうタイミングは土地を購入した時と注文住宅が完成した時で、それぞれのタイミングで司法書士への支払いが発生します。

住宅ローンに組み込むコトができる費用は色々とあって司法書士への支払いは住宅ローンに組み込むコトのできる費用ですが、家の書類を作ってくれた司法書士への支払いはハウスメーカーに精算してもらっております。

我が家の場合は住宅ローンで借りたお金は直接にハウスメーカーの口座へ入金してもらい、ハウスメーカーに細かい支払いを精算してもらってから余ったお金を我が家の銀行口座に入金してもらう形をとりました。

我が家では土地を購入する際の書類作成料として司法書士に12万円を現金で支払い、家が建った後の書類作成料はハウスメーカーが我が家のローンの入金を引き受けて司法書士に20万円支払いました。

しんち
司法書士に合計32万円支払ったコトになります

収入印紙代も小さいですが価格に影響します

注文住宅を購入すると、価格に対しては微々たる金額ですが収入印紙を貼る必要がある書類がちょくちょく出てきますので、収入印紙代も考えた方が良いと言えます。

収入印紙代に関しては会社によって負担してくれる会社、折半で負担する会社、請求される会社と色々ありますので、収入印紙代が発生するタイミングは選んだ会社次第となり、ちょくちょく発生します。

収入印紙に関しては注文住宅の価格からしたら微々たる金額ですが、収入印紙代は住宅ローンが下りる前に支払いが発生しますので現金払いするか収入印紙を購入して持っていく必要があります。

我が家で収入印紙代が発生したタイミング

  1. 建物の契約書にサインした時 10,000円(施主負担)
  2. 土地を購入した時 5000円(折半)
  3. 外構の契約書にサインした時 0円(1,000円分が外構屋負担)
  4. 住宅ローンの最終的な書類を持っていった時 22,000円(施主負担)

最後に関しては、ハウスメーカーと住宅ローンの担当者の両方で作る書類に貼ったと考えますが、内訳までは不明です。

しんち
注文住宅を建てると収入印紙代が4〜5万円かかります

注文住宅の価格は最後にわかる

総額

注文住宅は不確定要素だらけで、注文住宅の価格は建物の工事が終わり、外構工事が終わったタイミングでようやく価格が確定すると言えるでしょう。

  1. 建物に関する不確定要素の確定
  2. 土地に関する不確定要素の確定
  3. 外構に関する不確定要素の確定
  4. その他注文住宅の不確定要素の確定

4つの不確定要素の中にある項目全ての不確定要素の内容が埋まってようやく注文住宅の価格が確定します。

我が家のケースでの流れですが、細かい部分で多少支払いのタイミングが前後するコトもあるでしょうが、土地の購入から始め、住宅ローンを組んで注文住宅を建てる方は概ね同じような流れとなるでしょう。

建物に関する不確定要素の確定

注文住宅

建物に関する不確定要素には、注文住宅の仕様、地域性による仕様、オプションを確定してから建物にかかる大まかな費用が確定して、値引き交渉を契約前にしましょう。

建物の工事が進むとウィンドウトリートメントの打合せと設置が済むとようやく建物に関する不確定要素が確定します。

土地に関する不確定要素の確定

土地

注文住宅を建てる土地に関する不確定要素は、購入する土地を決めてから土地の手付金を支払い、住宅ローンの仮審査でOKが出てから、ハウスメーカーのつなぎ融資を受けて土地を購入します。

つなぎ融資を受けて土地の売買が成立するタイミングで土地に関する書類作成代が発生し、選んだ土地によってかかってくる費用も確定してくるでしょう。

外構に関する不確定要素の確定

 外構

外構費用を住宅ローンの中に含めるのであれば、外構のコトは住宅ローンの仮審査段階で予算を設定して、注文住宅の打合せと同時に進めておく必要があります。

外構工事自体は注文住宅の建物が建った後に進めるコトになりますので、外構費用の支払いは最後の支払いとなるでしょう。

その他注文住宅の不確定要素の確定

書類

注文住宅の打合せが進んでいくと注文住宅に関わる色々な契約を済ませるコトになり、書類作成に関わる費用や段階ごとに収入印紙が必要だったり細かい支払いが発生します。

住宅ローンを組む上で発生する手数料などの諸費用は収入印紙以外は住宅ローンで借りたお金が入金されるタイミングで精算されます。

火災保険に関わる費用は注文住宅が完成して借りたお金が入金されたあとになりますので、あまり心配しなくても良いと言えるでしょう。

収入印紙は建物の契約書にサインする時、土地を購入した時、外構の契約書にサインする時、住宅ローンの最終的な書類を持っていった時に必要になります。

注文住宅の工事が終わるまで必要な現金

現金

我が家のケースで言うと、建物の工事が終わるまでは住宅ローンで借りるお金が入金されませんでしたので、つなぎ融資で借りるか現金で用意しておく必要があります。

しんち
我が家は頭金は0円でしたが諸費用をなるべく自腹で出しました

注文住宅に関わるお金が必要になった段階で分割で入金してくれるタイプの住宅ローンもあったりしますので皆様の環境あわせて住宅ローンを組むと良いと言えます。

住宅ローンの比較

それでは皆様も素敵な新築ライフを!

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