建てた家に一生住むのかどうかや、個人の考え方で変わってくるだろうとは思いますが、一生住む家であるならば、土地の価値が低い方が毎年支払う固定資産税を低く抑えられる為、土地の価値が高い家がかならずしも良いとは限りません。
新築一戸建を建てる際は勉強することや決めることが多いのであまり固定資産税まで意識がいかないと思いますが、計算してみると意外と重い上に家を所有している限り払い続ける税金となりますので少しは意識した方が良いと言えるでしょう。
便利な土地で狭い家が良いのか、多少不便でも広い家の方が良いのかは好みににもよると考えますが、建物と土地の予算配分を検討する際の参考になりましたら幸いです。
固定資産税の計算方法
固定資産税の計算方法は厳密に計算すると複雑ですが、簡単に考えると建物にかかる固定資産税と土地にかかる固定資産税を足した形になります。
建物にかかる固定資産税は建物の劣化とともに安くなっていきますが、土地は劣化しないので固定資産税は時間の経過と共に安くなりません。
因みに建物にかかる固定資産税は築25年目以降には元の価格の20%まで下がり、以降20%のまま据え置きとなります。
一方、土地にかかる固定資産税は新築時から建物が建っている限り、同じ金額となります。
少し税金の違いが大きな差に
固定資産税は家を称している限り、1年に一回支払わなくてはならない税金となります。
住宅ローンを組む際、月額3,000円が35年払いで考えると約100万円となりますので、長い目でみるとかなりの違いがでてくることになるでしょう。
固定資産税は我が家でいうと大体11万円くらいの予定で、本当は時間の経過と共に安くなってくのでざっくりですが35年間払い続けると385万円と、ソコソコの新車が購入できるくらい高額になってきますので、なるべく安く抑えたいところですね。
売る気がない家は土地の価値が低い方が得
建物と土地の値段の比率を決める際、一生住むつもりの家であるならば、劣化はするでしょうが建物にかけるお金を増やした方が良いと考えます。
固定資産税のことを考えると、一生住み続けるつもりで売る気がない家の資産価値は低い方が固定資産税が安くなるので、お得と言えるでしょう。
一生住み続ける家であるならば値上がりしないような土地を選ぶのも一つの選択肢になると考えます。
この考え方のデメリットとしては家を遺産として残す際にはあまり価値がない可能性があるという点と住宅ローンを返済中に予定が変わって家を手放す際に売りづらい事や価値が低い事も起こりうるという点になりますね。
それでは皆様も素敵な新築ライフを!