土地探しから始めて、田舎で新築一戸建の購入を検討するのであれば、車の出入りのしやすさは土地選びの重要な項目の一つとなるでしょう。
家の前の道路幅や大通りに出るまでの道路幅、駐車場の使いやすさに注目すると住みやすい新築一戸建の一つの要素となるでしょう。
- 田舎で新築一戸建を建てるなら土地選びは新築一戸建の快適さに直結します
- 車社会で新築一戸建を建てるなら車の出入りのしやすさを考えた方が良いです
- 田舎は車の出入りがしにくい土地も多いので車のコトを考えよう
2019年11月末に新築一戸建が無事完成し、既に引越しを済ませておりますが、我が家は新築一戸建を建てる前は同じ市内の賃貸アパートに住んでおり、車の使いづらさに不満を持っておりました。
賃貸アパートに住んでいて車の使いづらさに不満を持っていた我が家が新築一戸建を建てる土地を選ぶ際、車の使いやすさを意識して考えたコトは3つです。
- 大通りへの道路幅を確認しよう
- 家の前の道路幅を意識しよう
- 駐車場の使いやすさを考えよう
大通りへの道路幅を確認
田舎は基本的に車社会で、スーパーや飲食店などのお店も都市部と比較して散っておりますので、田舎へ移住して快適に生活するためには車があった方が良いと言えるでしょう。
田舎で土地探しから始めて、新築一戸建を建てるならば、車の使いやすさは快適な新築一戸建を建てるための大事な要素の一つと言えるでしょう。
田舎の道路事情
田舎で車を使う生活を考えて新築一戸建を購入するのであれば、自宅の前や頻繁に使う道路の幅も考えて土地を購入した方が良いと考えます。
長野県S市へ移住して感じた事ですが、ワタクシは関東からの移住前「田舎は道が広い」というイメージを持っておりました。
田舎は大通り以外の道路が狭い
田舎の大通りは確かに道路が広く運転しやすいですが、大通りから外れると車1台がギリギリ通る事のできるような幅の狭い道路が多く、移住した今では「田舎は道路が狭い」と考えるようになりました。
田舎では突然めちゃくちゃ狭くなるような道路もあったりしますので、新築一戸建を建てるならば、家の前の道路と大通りへ出る為のルートを確認するコトも大事です。
交通量が多く狭い道路も
田舎は狭い上に地元の人が信号を避けるための抜け道になっていて、交通量が多いのに狭い道路が結構あり、土地選びの際は道路の交通量にも注意した方が良いと言えます。
交通量が少なければ狭い道路でも我慢できると思いますが、家の前の道路や大通りへ出る間の道路が交通量の多い抜け道に該当する場合は注意した方がいいでしょう。
車を出した時に、道路上ではすれ違う事ができないような道路を毎日通らないといけないのに、頻繁に対向車が来ると考えると結構ストレスがたまります。
狭い鋭角の道路がある土地
我が家が住んでいたアパートでは駐車場は広くて素敵でしたが、駐車場からメインの道路へ行くためには道路が狭い上にメインの道路方向にに対して鋭角となってルートを通らなくてはならず、凄く不便でした。
新築一戸建の前の道路を意識
候補の土地からから大通りへ車でスムーズに抜られるルートを確認したら、次は家の前の道路幅が適正であるかを考えましょう。
適正な道路幅に面した土地
適正な道路幅のある土地はどのような土地かというと、最低限道路幅が4mある土地となります。
道路の法律
法律では新しく家を建てる際、家の前の道路が4m未満であるなら道路の中心から2m以内に家や塀を建てる事ができないようになっております。
要は道路は4m以上確保しましょうねという事ですが、道路の法律ができる前から建っている家は建て替えない限り、法律が適用されないので古い建物が多い田舎は狭い道が多いです。
緊急車両が通行できる道路
なぜこのような法律ができたのかというと、緊急車両が4mの道路なら入る事ができるためです。
火事になった時に消防車が入る事ができたり、病気になった時に救急が入るコトのできる土地でないと、何かあった時のリスクが高まるというコトになります。
狭い道路は我慢すれば良いわけではない
狭い道路は工事車両が入りづらい事もあり、工事車両が入れない場合は家を建てる時、作業員が余分な労力を使いますので追加料金を取られるケースもあります。
さらに、引越し車両が入れない土地も、引越し作業員が離れた場所に引越し車両をとめて荷物を運び込むので追加料金を取られるコトもあるでしょう。
また、緊急車両が入ってこられない土地は、火事がおきたら消防車が入る事ができずに一帯が燃えるとうコトも考えられます。
すれ違うコトができる道路
理想を言えば家の前の道路はもっと幅があった方がいいですが、普通自動車の多くは幅が1.8m位ですので、結構ギリギリになりますが4m幅の道路であれば2台の車がすれ違う事ができます。
駐車場の使いやすさを考える
土地選びで車に乗って移動するコトの快適さを想像したら、次は車をとめるコトが楽であるか、使いやすい駐車スペースを作るコトができる土地であるかを考えましょう。
旗竿地は車が使いづらい
旗竿地とは図のように家の前の道路が狭い行き止まりの土地で、車で駐車場に入ってから、次にでかけるまでに自分の敷地内で転回しなければならないです。
旗竿地の車の動き
行き止まりの道路を直進して家の駐車場に正面から止めると、次に用事があって出る時はどこかで転回しないといけないですよね。
家の前の道路が広ければ、道路上で転回すればいいですが、狭かったらどうするのかというと自分の土地の中で車を転回するしかありません。
旗竿地の土地を選ぶ場合、自分の敷地内で車を転回しないといけないので土地の中で家を建てられる面積が減ることになります。
転回スペースが余裕で取れるような広い土地でしたら旗竿地でも問題ありませんが、土地を選ぶ際は車を駐車してから次に出かけるまでの動きも考える事をお勧めします。
旗竿地は価格が安い
旗竿地は車が使いにくかったり、土地へ入るまでの道路の所有者が誰かで揉めたりするコトもありますが、売りに出ている場合、値段が安いコトが多いです。
旗竿地にはデメリットはありますが、車が敷地内で転回できるほど土地自体が広ければ、家の前の道路は自分以外使う人はあまりいないでしょうから旗竿地でも良いかもしれません。
使いやすい駐車場とは
使いやすい駐車場とはどのようなモノかと考えると、車で帰ってきて駐車したあと、次にでかけるときに楽に出るコトができる駐車場ではないかと考えます。
土地毎に使いやすい駐車場の条件は変わってくると考えますが、車を停めて次に出かけやすい車の動線を考えた駐車場にすると使いやすいと考えます。
余裕のある駐車スペースは1台あたり3m×5.5m程度となります。
道路に対して縦に停める
家の前の道路に対して縦に停めるコトのできる駐車場は、比較的カンタンに作るコトができる使いやすい駐車場ではないかと考えます。
道路に並行に停める
道路に並行に停める駐車スペースは道路に対して縦に停めるタイプの駐車場よりは使いにくいのではないかと考えますので道路に対して縦に停めるコトができないような状況でない限り、避けた方が良いのではないかと考えます。
車が動きやすい土地と我が家が選んだ土地
車の使いやすさが土地選びの全てではありませんが、土地の候補が見つかったらこの記事で挙げた車に関する3つのポイントを確認しておくと良いでしょう。
- 大通りへの出やすさを確認しよう
- 家の前の道路幅を意識しよう
- 駐車場の使いやすさを考えよう
土地選びの際、車の動きに関して不便さを知ってて妥協するのと、新築一戸建を建ててから不便さに気がつくのでは心情的にだいぶ違うと考えます。
車が使いやすい土地
田舎で車に関する3つのポイント満たす土地は住宅地から少し離れた土地、大通り沿いの土地や、大通りの信号から入ってすぐの土地などを想像します。
過去に家が建っていて取り壊して売りに出しているケースや小さい畑を売り出しているケースなどは候補になった土地は土地毎に車に関する3つのポイントを見ていくしかありません。
車に関する3つのポイントを満たしているコトが多いのはある程度区画数の多い分譲地ではないかと考えます。
大通りへ出やすい分譲地
「家の前の道路幅」と「駐車場の使いやすさ」を簡単に満たせる土地は、価格が割高となりますが分譲地となります。
新しい分譲地を作るにはある程度道路を広く取らなくてはいけませんので、家の前の道路の幅はある程度あるはずで、分譲地内へは分譲地の住民以外あまり入ってこないコトが考えられます。
分譲地であれば駐車する際に多少車の動きが複雑になったとしても道の交通量が少ないため、割と使いやすい駐車場を作るコトができるでしょう。
今後、子供がいても農業についておらず、後継者のいない農家が引退して畑を売るケースが出てくるのではないかなとワタクシは考えますので、分譲地は増えてくるのではないかと想像しております。
我が家が選んだ土地
車の動きで3つのポイントを考えた結果、我が家が選んだ土地は車の動きに関しては100点ではありませんでしたが、我が家の他の希望を満たしておりましたので着工前の分譲地を選びました。
分譲地内の道路は全て6m幅ですので家の前の道路に関しては問題がなく、使いやすい駐車スペースを作ることも可能な土地ですが、自宅から大通りまでのルートに短いですがすれ違いにくい箇所があります。
この土地は他に価格が欠点となり、大幅予算オーバーとなってしまいましたが、2020年1月に外構まで完成し、現在は引越しを済ませて快適に過ごせております。
今の所、車の動きに関するストレスはないので、土地探しの段階で車のコトを考えてよかったなと感じております。
田舎で土地選びから新築一戸建を購入する際は車の使いやすさは結構大事な要素になってくると考えますので、車の動線を意識するコトをオススメします。
それでは皆様も素敵な新築ライフを!