自営業で住宅ローンを組もうとしたワタクシもフラット35の事前審査では【留保】となりましたが、本審査に進み、無事【承認】を得るコトができました。
ワタクシは新築一戸建を建てる際、史上最低金利に近い時に「フラット35」で35年間金利を固定してしまった方が安定して住宅ローンが返せるのではないかと考えてフラット35を選びました。
- フラット35の事前審査で【留保】
- 【留保】から承認される確率
- フラット35で住宅ローンを組む時に準備するモノ
物凄くカンタンに言うとフラット35の場合、銀行は窓口となるだけで最終的に住宅金融支援機構があなたにお金を貸すかどうかを判断するので、【留保】というコトは銀行だけでは判断ができないというコトになります。
クレジットカードなどの滞納履歴があったり、本審査に通りそうにない場合は【否決】がつきますので、【留保】の返事の時はネガティブに考えずに通る可能性が高いと考えて良いといえます。
住宅ローンを組む際は家を購入する2年前から審査が始まると考えて、各種支払いなどの滞納などには十分注意しましょう。
フラット35の事前審査
フラット35の事前審査の流れとしては提出物を用意して提出してから、返事を待つというコトになりますが、提出物が多くて一人だと結構大変です。
ハウスメーカーを通してフラット35を申し込むと、担当営業に書類の準備や確認を手伝ってもらえ、銀行などへの連絡もやってくれるのですごく助かりました。
一人で申し込んでも用意する書類は大きく変わらないでしょうが、一応ハウスメーカーに手伝って貰いながら作業をおこないました。
フラット35の事前審査で必要なモノ
フラット35の事前審査で提出する書類は4種類あります。
- 事前審査申込書
- 所得を証明する書類
- 免許証
- 健康保険証
事前審査申込書
事前審査申込書はハウスメーカーの担当営業が打合せの際に指示してくれながら書くので事前に家で用意する必要はありません。
所得を証明する書類
所得を証明する書類は、自営業ならば納税証明書・確定申告所・住民票を用意します。
会社員であるならば特別徴収税額の通知書・住民税納税証明書・住民税課税証明書などの公的収入証明書を用意します。
免許証・健康保険証
免許証の両面のコピーを提出しますが、免許証がない場合はマイナンバーカード(両面)・住民基本台帳カード(両面)・パスポートのどれかをでもOKとなります。
健康保険証もコピーを提出しますが、保険者番号・被保険者番号・QRコード・通院歴・臓器提供意思確認欄は黒く塗りつぶしてOKです。
フラット35の事前審査は【留保】
フラット35の事前審査申し込みをする打合せに行く際は、印鑑・免許証・健康保険証を打合せに持っていって担当営業に手伝ってもらいながら埋めればOKというコトになりますね。
書類を提出してから銀行ごとに差はあるでしょうが、1週間程度で【留保】の返事を頂き、住宅ローンが組みにくいと言われる自営業のワタクシは結構不安でした。
【留保】でフラット35の本審査
フラット35は銀行が審査する事前審査で【承認】か【留保】の返事もらったら、住宅金融支援機構が審査する本審査への書類を準備します。
頭金なしのフラット35
昔は銀行が頭金を用意しないとお金を貸してくれませんでしたが、現在は頭金無しでも住宅ローンが組めたりしますので、自営業のワタクシはお金を手元に残すために頭金無しで住宅ローンを組みました。
フラット35の場合、住宅取得にかかる費用の全額を貸してくれるわけではなく、90%まで貸してくれるので頭金無しで住宅ローンを組む場合は残りの10%を別のプランで借りる事になります。
フラット35のプラスワン
頭金を用意しない場合、住宅取得にかかる残りの10%の費用を少し金利の高い「プラスワン」というプランで借ります。
三大疾病特約付団体信用生命保険
三大疾病特約付団体信用生命保険は普通の団信に加えて、ガン・心筋梗塞・脳卒中にかかった場合に住宅ローンが免除される特約プランとなります。
仕事ができなくなるほどの病気のコトは、あまり考えたくはないコトですが、35年もの住宅ローンを組んだので万が一のコトを考えて、金利は少しあがりましたが手厚く保険をかけました。
フラット35の本審査で必要なモノ
フラット35の本審査は事前審査よりも提出物がだいぶ増えますが、事前審査の時と同様にハウスメーカーの担当営業が手伝ってくれましたのでワタクシは指示に従うだけでした。
- 借入申込書
- 団体信用生命保険の申込書
- 所得を証明する書類
- 免許証
- 健康保険証
- 建設費が確認できる書類
フラット35の本審査申し込みをする打合せに行く際は、事前審査と同様に印鑑・免許証・健康保険証を打合せに持っていって担当営業に手伝ってもらいながら埋めればOKというコトになりますね。
借入申込書・団体信用生命保険の申込書
借入申込書・団体信用生命保険の申込書はハウスメーカーの担当営業が打合せの際に指示してくれながら書くので事前に家で用意する必要はありません。
団体信用生命保険はウソを書くといざというときに保険がおりないのでウソは記載しない方が良いです。
所得を証明する書類
所得を証明する書類は事前審査と同様の物を用意します。
所得を証明する書類は、自営業ならば納税証明書・確定申告所・住民票を用意します。
会社員であるならば特別徴収税額の通知書・住民税納税証明書・住民税課税証明書などの公的収入証明書を用意します。
免許証・健康保険証
免許証・健康保険証も事前審査と同様の物を用意します。
免許証の両面のコピーを提出しますが、免許証がない場合はマイナンバーカード(両面)・住民基本台帳カード(両面)・パスポートのどれかをでもOKとなります。
健康保険証もコピーを提出しますが、保険者番号・被保険者番号・QRコード・通院歴・臓器提供意思確認欄は黒く塗りつぶしてOKです。
建設費が確認できる書類
建築費が確認できる書類はハウスメーカー側が用意してくれますが、ハウスメーカーを経由せずにかかる費用を証明する書類は自分で用意します。
ワタクシのケースですと外構を住宅ローンに含めましたので、外構にかかる費用を証明するために契約書のコピーを用意しました。
留保からフラット35の本審査の結果は1〜2週間
フラット35の本審査に書類を書き終わり、ハウスメーカーの担当営業が手続きを進めてくれて2週間ほどで無事【承認】のお返事をいただくコトができました。
フラット35の審査が厳しくなったわけではないですが、2019年頃フラット35で不正をする会社があったりして契約時の書類が厳しくなりました。
フラット35の本審査で【否決】されたら
フラット35の本審査で70%〜80%が【承認】となるならば、残りの20%〜30%は【否決】となる人がいますが、否決の理由は住宅金融支援機構は教えてくれません。
滞納などで個人信用情報に問題があるとすれば、銀行の事前審査で【否決】となる可能性が高いので滞納の可能性は低いと言えます。
クレジットカードのキャッシングや借入
クレジットカードのキャッシング枠は利用していなくても借金とみなされるようですので、クレジットカードを沢山持っている場合、利用するカード を減らして、使っていないモノは解約しましょう。
車のローンなどもマイナス評価となるようで、ワタクシの場合は家の購入を決めた時、車のローンが残っておりましたが、本審査前には車のローンは完済しておくように言われました。
資金計画に問題がある場合も
賃貸住宅を借りる際は収入の3割程度が適正な家賃と聞いたことがありませんでしょうか?
住宅ローンの場合は収入の3割は多すぎると評価されたりしますので、収入に対して資金計画に問題があると評価されるコトもあります。
資金計画に問題がある場合、頭金を入れて借入額を減らしたり、家のプランを見直して価格を下げて借入額を減らすことで通る可能性があるというコトになります。
プランを見直して再度チャレンジ
フラット35の審査に落ちたら暫く期間をあけないとダメなどと噂されておりますが、真偽の程は不明です。
カンタンにいうと、フラット35は国民の皆様に手軽に家を購入してもらうために政府が作った住宅ローンシステムですので、問題点を修正して「この人は住宅ローンを無事返済できる」と判断されれば通るのではないかと考えます。
資金計画に問題がないにも関わらず否決される場合は、購入希望物件の担保価値低いコトが否決の原因となっている可能性が高いので、このケースだとフラット35の審査を通すコトは難しいと言えるでしょう。
最後に35年の住宅ローンを組むのであれば、41歳くらいから準備始めておいた方が良いと言えますので、40代前半の方はご注意ください。
それでは皆様も素敵な新築ライフを!