2018年9月頃に新築一戸建の購入を決めてから2019年11月にようやく完成致しました我が家ですが、一番期待していた桧家住宅の全館空調「Z空調」は長野県の寒冷地で使うとどうなるのかを書いていきます。
寒冷地で桧家住宅の全館空調であるZ空調を使ってみた感想を簡単にいうと、「暖かくて期待通りで弱点も噂通り」でした。
2019年に桧家住宅のZ空調は新型機種が出て、我が家は新型のZ空調を導入していただきましたので、この記事は新型のZ空調のレビューとなります。
桧家住宅のZ空調
桧家住宅の「Z空調」とはどのような設備かというと、家全体を桧家住宅とコラボしているダイキン製の高性能なエアコンで温める全館空調設備となります。
桧家住宅で新築一戸建を建てる場合、Z空調無料キャンペーンをかなり長い期間行なっているようですので、桧家住宅で新築一戸建を建てる殆どの方はZ空調を導入すると考えます。
我が家のようにZ空調に期待して桧家住宅を選ぶ方もそれなりにいるのではないでしょうか。
長野の寒冷地でのZ空調
我が家は総二階の40坪弱の建物となりますので、Z空調のエアコンは1階と2階にそれぞれ2台つきました。
Z空調は基本的につけっぱなしで良いと言われており、この記事を書いている2019年12月現在は寒冷地での冬ですが、2階22℃、1階24℃の設定で朝起きると暑くてスイッチを切る日々が続いております。
Z空調の限界設定は30℃となりますので、あまり本気で稼働させているとは言えない状況ですが寒冷地の冬でも十分暖かいです。
灯油の補充は不要
暖房器具はZ空調のみで事足りるので、今まで賃貸アパートで使っていた灯油ストーブは不要となり、寒い中灯油が切れて買いに行くコトもなくなりました。
Z空調は我が家の期待通り、灯油を買いに行く手間を省いてくれております。
Z空調の電気代
Z空調の電気代に関してはまだ入居してから電気の請求が発生しておりませんので、不明ですが後ほど書いていきたいと考えております。
長野県S市では一番安いエネルギーが電気となり、オール電化を選びましたので電気代が多少高くても灯油代とガス代が0円になりますので、光熱費は下がると考えております。
Z空調の乾燥と感想
桧家住宅に新築一戸建の建築を依頼した我が家でZ空調を使ってみた感想として、Z空調は暖房設備としては期待通りの性能で、Z空調の弱点も噂通りでした。
Z空調の乾燥は噂通り
Z空調の弱点である乾燥は導入前からZ空調を導入した先輩方の感想から我が家では把握しており、噂通り乾燥しますので加湿器が必要になると予想しておりました。
入居初日は加湿器の準備ができておりませんでしたが、夜は寒いので加湿器無しで寝てる間にもZ空調を稼働させた結果、朝起きて喉が痛くて目が乾く感じでした。
乾燥対策
我が家ではZ空調を稼働させてリビングにそれなりの性能の加湿器を2台と寝室に加湿器を置くことで湿度は常時30%〜45%と、ソコソコの湿度を確保できております。
我が家は子供がいないので家の中での湿度は40%程度あれば平気かなと考えております。
寒冷地でのZ空調は灯油の補充が不要になった代わりに加湿器の水の補充が多くなりましたが、加湿器の水の補充は外に出る必要もなく、暖かい室内での水の補充ですので、クソ寒い中灯油を買いに行く苦しみに比べるとだいぶ楽です。
家族のメンバーが多いと…
我が家は夫婦二人だけですのであまり不便を感じないでしょうが、Z空調は家の広さ次第で高性能エアコンを1台か2台設置して家中の温度を管理しますので、ピンポイントで部屋の温度を変えるコトができません。
例えばですが、家族のメンバーが多いと同じ設定温度でも、家事で忙しく動き回る奥様が暑いと感じ、勉強中であまり動き回っていないお子様が寒いと感じるコトもあるでしょう。
こういったときに奥様がいるスペースの温度を下げて、お子様が勉強しているスペースの温度をあげるコトができません。
Z空調は家全体の温度設定は得意ですが、部屋ごとの細かい温度設定はできないので、家族のメンバーが多い家庭は注意した方が良いと言えます。
Z空調を導入したからといって後からエアコンをつけるコトができないわけではないですし、部屋ごとに暖房器具を導入すれば解決しますが、Z空調の弱点の一つではあります。
Z空調の感想
ネットを調べると桧家住宅のQ値とC値など、素人には良くわからない数値で比較されており、桧家住宅の断熱性能は最高ランクの数字ではないようです。
ワタクシは関東に住んでいたので寒冷仕様のエアコンも知らなかったせいかエアコンはめちゃめちゃ寒い日は室外機を温める為にエネルギーを使って、物凄い寒い日だと、エアコンはまとも動かなくなるという印象を持っておりました。
我が家は明け方まで起きているコトもあり、引越してから明け方の最低気温が-6℃の中、家の中ではZ空調を全開にしなくても薄着で過ごせる程度の性能がありますのでワタクシとしましては満足いく暖房設備という感想です。
寒冷地だとエアコン程度では寒いのではないかと考えており、エアコンを甘くみておりましたが、高性能エアコンは寒冷地でも十分活躍します。
Z空調は寒暖差に弱点のある間取りに強い
我が家はリビング階段が寒くなるという弱点を知りつつ、Z空調に期待してリビング階段にしましたが、Z空調は新築一戸建を建てた先輩方の暑さ寒さに関する失敗談をある程度覆すことができると考えます。
Z空調は家全体を暖めるのでリビング階段や吹き抜けなどを採用する間取りに強いとワタクシは考えます。
ワタクシの実家は関東で、冬場はトイレや風呂場がかなり寒いですが、Z空調を導入している我が家はトイレや風呂場も暖かいので家の中で温暖差がかなり少ないです。
トリッキーな間取りを希望されるなら桧家住宅は、お値段が最高ランクのハウスメーカーではなく、割とコスパが良いです。
最近は携帯やパソコンを使って間取りのシミュレーションなどもできますので、色々と考えることができたりもしますので、じっくり考えると良いでしょう。
この記事から1年後、Z空調+オール電化が賃貸時代の1年間の光熱費を下回る結果に!
それでは皆様も素敵な新築ライフを!