![住宅ローン審査は2年前から](https://inaka-shinchiku.jp/wp-content/uploads/2019/11/title-sp-784.jpg)
住宅ローンを組むための準備は新築一戸建を購入する2年前から始まっているという事を覚えておくと、審査に通りやすくなります。
住宅ローンの審査は「個人信用情報」という情報をチェックしており、履歴が2年残りますので、どのようなケースで住宅ローン審査が通らない原因となるか考えていきます。
住宅ローンを組む為の準備は2年前から
殆どの方は新築一戸建を購入する際にローンを組むと考えますが、住宅ローンの審査を通しやすくするための準備は住宅ローンを組む2年前から始まっております。
公共料金・税金・携帯代・クレジットカード等を延滞せずに支払うようにしましょう。
支払い遅れると、その事実が個人信用情報として記録され、住宅ローンの審査は個人信用情報をチェックするので、延滞などがあると審査に影響します。
公共料金と住宅ローンの審査の関係
公共料の滞納を避けるべきというのは滞納の方法にもよります。
電気代、電話代、ガス代、水道代などコンビニ払いで送られてくる請求書を直接コンビニに持っていき支払っている場合は、個人使用情報に記録が残らないので多少滞納したとしても問題ありません。
住宅ローンの為に公共料金で注意する事
公共料金の滞納で注意すべき点はクレジットカードを使って支払いをしている場合となります。
クレジットカードを通して公共料金を支払っている場合、クレジットカードの支払いを滞納してしまうとクレジットカードの滞納として記録されてしまうので、注意が必要となります。
税金と住宅ローンの審査の関係
住宅ローンを組む際、「納税証明書」という書類を提出しますので、納税証明書で税金の未払いがあると記録されているのでわかってしまいます。
サラリーマンは基本的に給料から天引きとなるのであまり心配ないかもしれませんが、自営業の方は注意する必要がありそうです。
住宅ローンの審査をする銀行も、税金さえ満足に払えない人に大金は貸せないと判断するでしょう。
住宅ローンの為に税金で注意する事
因みに「納税証明書」は未払いの税金があった場合、「未払い」という事実はわかりますが、遅れていたとしても支払って清算してしまえば、「未払い」がなくなるので、期限までに税金を支払う事ができなかったかどうかまでは知る事ができないようです。
従って、住宅ローンを申請する際の「納税証明書」を提出する前までに税金は清算しましょう。
携帯代と住宅ローンの審査の関係
住宅ローンの審査をする会社は通話料の滞納までは知る事できないようですので、あまり重要ではないと考えます。
住宅ローンの為に携帯代で注意する事
携帯を購入する際、最近は5万〜15万円位と本体価格が高額なため、分割払いにするケースが多く、本体価格を分割払いにした場合は注意が必要です。
携帯の本体価格の分割払いの部分がクレジット契約となる為、滞納するとクレジットカードの滞納と同等の扱いになります。
クレジットカードと住宅ローン審査の関係
住宅ローン審査に影響するクレジットカードの使い方は延滞・キャッシング枠・リボ払いや分割払いとなります。
買い物をクレジットカードで行い、毎回一括払いしている場合は延滞さえしなければ審査に影響しないと言えます。
住宅ローンとクレジットカードの延滞
61日以上や3ヶ月以上などクレジットカード会社によって違いますが、長期間支払いの遅れがあると個人信用情報に登録されてしまうようです。
個人信用情報に長期の支払い遅れが登録されてしまうと5年間程度住宅ローンの借入が難しくなり、自己破産すると10年間は住宅ローンの借入が難しくなります。
住宅ローンとキャッシング
クレッジトカードでキャッシングをした事があるとその履歴が個人信用情報に記録されます。
キャッシングを行なったという記録があると、クレジットカードのキャッシング枠自体がキャッシングしていなくても負債とみなされる事があります。
キャッシング歴がある場合、ゴールドカード等を持っているとキャッシング枠も大きくなるので、キャッシング枠を小さくするなどしておいた方が良いですね。
住宅ローンとリボ払い・分割払い
クレッジトカードのリボ払いや分割払いをすると、その記録も個人信用情報に記録され、住宅ローンの審査に影響します。
リボ払いや分割払いは便利ではあるでしょうが、年利15%程度でローンを組んでいるのと同じ事とみなされるので、住宅ローンを組む際は完済しておく事、解約しておく事が望ましいです。
また、3回以上の分割払いは住宅ローン審査で不利に働く事もあるようです。
住宅ローンとクレジットカードの枚数
保有しているクレジットカードが多いと最初からついているキャッシング枠やリボ払い枠が負債とみなされる事があるようですので、使っていないカードは解約し、なるべくまとめるといいでしょう。
住宅ローンと家族カード
旦那様のカードを元に家族カードを作っていると、奥様やお子様が知らない間にキャッシングしている事もあったりしますね。
家族カードでキャッシングが行われると、旦那様がキャッシングしたのと同じ事になるそうです。
少しの滞納で住宅ローンは通らなくなるのか
住宅ローンを組む際、税金や公共料金は清算してしまえば滞納していたとしても問題ありませんが、滞納が問題となるのは主にクレジットカードという事になります。
住宅ローンを組むならクレジットカードの支払いに注意
61日以内の滞納は滞納先次第でなかったこととするか少し遅れと記録するそうです。
例えば、引き落とし口座にたまたまお金が入っていなくて、引き落としできなかったとしましょう。
連絡が来てすぐに対応するなどした場合は、普通に支払ったと評価する会社もあるし、ちょっと遅れたと評価するクレジット会社もあるようです。
住宅ローンと少しの支払いの遅れ
クレジットカードの支払いが少し遅れたと評価された場合、1回程度の遅れで住宅ローンの審査が一発アウトとはならないようですが、クレジットカードの支払いの滞納もなるべく避けましょう。
少し遅れるケースが場合が沢山あると、住宅ローン審査の際に支払いが怪しいと判断されてしまうみたいです。
住宅ローンと個人信用情報
因みにちょっとした遅れの記録は個人使用情報というところに記録され、2年ほどでリセットされるようです。
このため、タイトルを「住宅ローンの審査は新築一戸建の購入を決断する2年前から始まる」と、しました。
大幅な支払いの遅れは取り返すのに5年かかるようです。
将来住宅ローンを組んで、新築一戸建でも中古でも住宅を購入する可能性があるのであれば、個人信用情報を意識し滞納にご注意ください。
複数箇所で住宅ローン審査をしてもらう事も可能
銀行によって厳しい所や甘い所もあるそうですので、「住宅ローン一括審査申込 」など複数箇所にとりあえず、申請してみて、通らなければお金を貯めつつ滞納を暫くしない事を心がける事もアリですね。
住宅ローンの審査に落ちても支払いに注意しながら生活すれば、土地探しをじっくりできたり、住宅展示場いったり、資料請求したりと、勉強する時間が沢山とれます!
新築一戸建は間取りなども勉強する事が沢山あるので、じっくり進めるのも良いのではないでしょうか。
あとは、頭金ゼロで住宅ローンを組む事は可能ですが、住宅ローンが下りるまでにはある程度支払いが発生しますので、多少のお金を準備しましょう。
自営業でも住宅ローン審査は通ります
我が家は夫婦共に自営業ですが、フラット35という支払い方で住宅ローンの審査に通りました。
自営業歴は11年で、クレジットカードは4枚所有しており、普段の買い物はクレジットカードでしております。
支払いは毎回一括払いで、キャッシングはした事がありませんが、口座にお金が入っていなくて支払いが遅れたことはあると記憶しております。
このような感じでもなんとか住宅ローンが無事通りましたので自営業も住宅ローンを組む事が可能と言えます。
我が家は固定金利のフラット35を最初から考えていた為、普通の銀行ローンは申請しませんでした。
それでは皆様も素敵な新築ライフを!