新築一戸建の間取りを考える際のコツやどのように考えれば良いか、我が家がどのようにして間取りを考えたのかが皆様の間取り作りへの参考になりますと幸いです。
新築一戸建の購入を決断した当初、我が家では桧家住宅のカタログに掲載されている企画住宅の間取りを少し変更して住宅の建築を進めるつもりでした。
しかし、企画住宅は間取りの制限が多い点と、自由設計にしても金額がそこまで高額になるわけではないとのことで、自由設計で進めることにしました。
厳密に言うと考えてくれるのは一戸建の建築を依頼する桧家住宅ですので、プロに良い提案を貰うためにはどうしたら良いのかを考えていきます。
我が家は間取りに関するわがままは多いけど、間取りづくりのコツはわがままをちゃんとプロに伝える事なのではないかと考えました。
間取りのコツは希望をハッキリさせるコト
我が家では土地探しから新築一戸建の建築を始めましたが、急いでいたわけではないので土地探しも長引くと考え、土地探しと並行して間取りについて考えておりました。
過去の記事から、自分たちで住む場合の間取りと他人に貸す場合の間取りを想定して家を建てる事を考えてました。
自分たちにとって使いやすい間取りという点と貸す場合や売る場合の他人にとって間取りを考えるという点を加味して、まずはざっくりとした間取りを考えたいと思います。
さらにこれから我が家が建てる家は長く住むことになるでしょうから、間取り作りで未来のことも考える必要があります。
自分達で使いやすい間取り
我が家は夫婦二人とも自営業で共働き、子供は無し、予定も無しなので、全国の家族構成の中では割と珍しい部類と考えております。
夫婦二人にとって使いやすいだけの間取りにすると将来、家を手放すことになった場合に売れにくい家となってしまう可能性が高いですが、とりあえず自分たちの希望を洗い出していきます。
我が家が新築一戸建を建てるならば拘りたい設備は以下の通りです。
- リビング
- キッチン
- 寝室
- その他の部屋
リビングへの希望
それぞれの仕事用の部屋を用意するとあまり顔をあわせなくなるので、リビングで仕事をしようという事になりました。
リビングで、夫婦二人で仕事をするのであればリビングが仕事場となり、くつろぎスペースとなるのでひたすら広いリビングが欲しいです。
広いリビングダイニングを希望
広いリビングといっても人によって広さの感覚が異なり、抽象的ですのでリビングで取るであろう行動を元にリビングダイニングに必要な広さを考えていきます。
リビングダイニングで取る行動
リビングで取るであろう行動について考えていきましょう。
- 仕事をする
- ご飯を食べる
- くつろぐ
- お客様を迎える
仕事をするには、机が必要で夫婦二人分の机が必要になりますで机を2台置くスペースが必要になります。
ご飯を食べるにはダイニングテーブルと椅子が必要になると考えますので、ダイニングセットを置くスペースが必要になるでしょう。
我が家でいう「くつろぐ」とは、ソファに座ってのんびりテレビを見たりすることになりますので、ソファとテレビのセット置くスペースが欲しいということにます。
この状態だと大体ですが24㎡となり、畳に直すと約8畳となります。
更に仕事で使う機械類など机の上だけでは収まらないモノがあったり棚も置きたいですし、他の家具もありますので、リビングダイニングは最低限12畳くらいあればゆとりがあると言えるでしょう。
キッチンへの希望
我が家が現在住んでいる賃貸アパートのキッチンは2.5畳くらいのスペースがあり、収納が少なく作業台も狭い状況で結構不満があります。
広いキッチン
キッチンに対する希望は作業スペースをなるべく広く取り、収納は余るくらいでも良いのでガッツリ増やしたいと考えております。
最近は昔10年前ではなかったような便利なキッチン家電なども増えてきているので将来キッチン家電を増やしても良いくらいのスペースが欲しいと考えます。
キッチンで考えた結果キッチンは4.5畳ほど欲しいということになりました。
寝室への希望
我が家の場合、寝る前に寝室でテレビを見たり本を読んだりすることはないので、寝室は寝ることをメインにする部屋で良いということになります。
ベッドはシングル2台か大きめの二人用のベッドを置こうと考えており、6畳だとキツキツになりそうな気がしますので、寝室は8畳くらいは欲しいと考えました。
あとは妻のまどりちゃんがウォークインクローゼットを希望しておりますので、ウォークインクローゼットをつけようと考えております。
我が家では寝室とウォークインクローゼットをあわせると11畳くらいほしいということになりますね。
その他の部屋や設備
我が家は荷物がひたすら多く、3LDの賃貸アパートが1LDKになるくらい多いです。
子供がいないので他の部屋を荷物置き場にする事は可能性ですが、せっかく部屋を増やしても荷物置き場というのはワタクシ的に嫌です。
可能な限り広い屋根裏部屋などがあったらいいなと考えました。
自分たちの間取りへの希望
我が家では、自分たちで使いやすい間取りへの希望は以下の通りとなりました。
- 13畳以上のリビングダイニング
- 4.5畳くらいのキッチン
- 寝室は8畳くらい欲しい
- 3畳くらいのウォークインクローゼットが欲しい
- 屋根裏部屋が欲しい
他人が使いやすい間取り
次は他人にとって使いやすい間取りとはどのようなモノかを考えていきますので、日本で一番多い家族構成をベースに考えていきます。
多い家族構成
日本で一番多い家族構成は両親+子供2人だそうですので、子供二人を想定したファミリー向けの要素を我が家の間取りに盛り込んでいきたいと考えます。
子供二人のファミリーにとって住みやすい部屋数は子供部屋が2部屋、両親の寝室1部屋の3LDKをイメージしました。
リビングの使い方以外は「自分たちの間取りへの希望」で挙げた項目もファミリーにとってもアリなのではないかと考えます。
ワタクシが想像するに、共働きの両親+子供二人もいると、トイレが2つあった方が良いかもしれませんね。
他人が使いやすい間取りにするための希望
他人が使いやすい間取りにするための希望は、沢山あるかと思っておりましたが子供がいないとあまり思いつきませんでした。
- 3LDKくらいの構成
- トイレは可能なら2つ
間取りの原型
新築一戸建の間取りへの希望を洗い出せたら、仕上げは間取りのプロに任せますが間取りの原型のようなものを作ってみます。
間取りの配置
とりあえず、広さや比率などはあまり気にせずに間取りへの希望と、一般的な住宅にあるような設備を盛り込んでみました。
大まかに間取りに対する希望を考えただけで少しだけ家のイメージができてきましたね。
希望をハッキリさせるコトがコツ
素人なりに間取りの原案を、我が家が新築一戸建の建築を依頼する桧家住宅に提出し、考えてもらった間取りはかなりいい感じでした。
修正のコツ
プロに考えてもらった図面を眺め、更に要望を箇条書きしてから、ネット上の新築一戸建を建てた先輩方の失敗談を勉強して、我が家の間取りで該当するかどうか確認しました。
このように考えると、100点の住宅ではなくても90点くらいの住宅は割と簡単にできるのではないかと考えます。
我が家は色々とわがままを通した結果、大幅予算オーバーしましたが、なんかいい感じの家になりそうです!
満足度の高い間取りのコツ
予算オーバーを覚悟して、自由に限界まで要望を通すか、企画住宅内での生活を想像し、ちょっとは妥協するかは難しい問題ですが、このような考え方皆様の参考になれば幸いです。
ワタクシなりの良い間取りを作るためのコツは自分の要望をはっきりさせて、プロの力を借り、先輩の失敗談を知るコトと考えます。
施主側が要望を明確にしないで「なんかいい感じの提案をしてほしい」というスタンスだと良い提案をもらえる確率は低いと言えるでしょう。
それでは皆様も素敵な新築ライフを!